富里市議会 > 2022-02-10 >
02月18日-01号

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  1. 富里市議会 2022-02-10
    02月18日-01号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 4年  3月 定例会(第1回)告示第20号 令和4年第1回富里市議会定例会を次のとおり招集する。  令和4年2月10日                             富里市長 五十嵐博文1 期日 令和4年2月18日2 場所 富里市議会議場応招議員   1番 荒野峰之君      10番 沖田健二君   2番 河田厚子さん     11番 戸村喜一郎君   3番 國本正美君      12番 田口勝一君   4番 藤田 幹君      13番 大川原きみ子さん   5番 井上 康君      14番 布川好夫君   6番 柏崎のり子さん    15番 江原利勝君   7番 岡野耕平君      16番 高橋益枝さん   8番 鈴木英吉君      17番 猪狩一郎君   9番 櫻井優好君      18番 野並慶光君不応招議員  なし         令和4年第1回富里市議会定例会会議録(第1号)                  2月18日出席議員   1番  荒野峰之君          11番  戸村喜一郎君   2番  河田厚子さん         12番  田口勝一君   3番  國本正美君          13番  大川原きみ子さん   4番  藤田 幹君          14番  布川好夫君   5番  井上 康君          15番  江原利勝君   6番  柏崎のり子さん        16番  高橋益枝さん   9番  櫻井優好君          18番  野並慶光君  10番  沖田健二君           …………………………………………………欠席議員   7番  岡野耕平君          17番  猪狩一郎君   8番  鈴木英吉君           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  都市建設部長    相川裕史君  副市長       山根康夫君   教育長       吉野光好君  総務部長      粕谷幸夫君   教育部長      金杉章子さん  企画財政部長    山室俊夫君   消防長       榊原 孝君  健康福祉部長    森 秀樹君   総務課長      中川幸雄君  経済環境部長    長谷川敏彦君  社会福祉課長    高橋正浩君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長    加藤浩史    主査補       齊藤貴士  次長        岡村和宏    主査補       吉田貴一           …………………………………………………議事日程               議事日程(第1号)           令和4年2月18日 午前10時開議 日程第1 会期決定の件 日程第2 会議録署名議員の指名 日程第3 承認第1号(説明・質疑・討論・採決)       承認第1号 専決処分の承認を求めることについて 日程第4 同意第1号及び議案第1号から議案第21号まで(説明)       同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて       議案第1号 令和4年度富里市一般会計予算       議案第2号 令和4年度富里市国民健康保険特別会計予算       議案第3号 令和4年度富里市介護保険特別会計予算       議案第4号 令和4年度富里市後期高齢者医療特別会計予算       議案第5号 令和4年度富里市水道事業会計予算       議案第6号 令和4年度富里市下水道事業会計予算       議案第7号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第8号 富里市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第9号 富里市経営戦略室設置条例を廃止する条例の制定について       議案第10号 富里市長、副市長及び教育委員会教育長の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第11号 富里市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について       議案第12号 富里市手数料条例の一部を改正する条例の制定について       議案第13号 富里市市街化調整区域で定めた地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第14号 富里市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第15号 富里市基本構想の策定について       議案第16号 富里市道路線の変更について       議案第17号 令和3年度富里市一般会計補正予算(第12号)       議案第18号 令和3年度富里市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議案第19号 令和3年度富里市介護保険特別会計補正予算(第3号)       議案第20号 令和3年度富里市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)       議案第21号 令和3年度富里市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第5 一般質問(会派代表)           …………………………………………………本日の会議に付した事件  1 開会  2 議長の発言  3 市長の発言  4 諸般の報告  5 会期決定の件  6 会議録署名議員の指名  7 承認第1号(説明・質疑・討論・採決)  8 同意第1号及び議案第1号から議案第21号まで(説明)  9 一般質問(会派代表)           ………………………………………………… △開会 午前10時00分 ○議長(野並慶光君) ただいまから令和4年第1回富里市議会定例会を開会します。             …………………………………              午前10時00分 開議             …………………………………出席議員  15名欠席議員   3名 岡野耕平君   鈴木英吉君   猪狩一郎君 ○議長(野並慶光君) これから本日の会議を開きます。………………… △議長の発言 ………………… ○議長(野並慶光君) この際、開会に当たり、市議会を代表し、一言申し上げます。 昨年9月以降、感染状況は落ち着いておりましたが、オミクロン株の拡大により、懸念されていた第6波が到来し、猛威を振るっております。 去る1月21日、千葉県に「まん延防止等重点措置」が適用され、本市においても、感染者が急増しており、地域社会や経済に大きな影響が及んでおります。これ以上の感染拡大を防ぐには、一人一人が、「感染しない」、「感染させない」という強い意識と行動が必要となります。 引き続き、3密を避け、マスクの着用、手洗いと手指消毒、部屋の換気等、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。 本定例会におきましても、議会運営委員会確認のとおり、会議における集団感染の発生防止や感染リスク軽減に努めた会議運営により行います。 また、タブレット端末を使用したペーパーレス会議を実施します。議案及び資料等につきましては、御手元に配信しておりますので、御了承願います。………………… △市長の発言 ………………… ○議長(野並慶光君) 日程に入るに先立ち、市長から発言の申出がありました。これを許します。 市長、五十嵐博文君。 ◎市長(五十嵐博文君) 定例会の開会に当たり、議長より発言のお許しをいただきましたので、令和4年度当初予算案をはじめ、諸議案の審議をお願いするに先立ち、私の市政運営に関します基本的な考え方など所信を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 新型コロナウイルス感染症は、社会を一変させ、再び猛威を振るい、予断を許さない状況が続いており、市民の皆様には御苦労が積み重なっていることに、大変心苦しい思いでおります。 また、感染により闘病生活を送る方々にお見舞い申し上げますとともに、最前線で立ち向かう医療従事者をはじめとする方々に心から感謝申し上げます。 本市でも、1月14日より、2回目接種から7か月をめどに、随時クーポン券を発送し、3回目のワクチン接種が始まっております。 しかし、第一便の対象者となる1,329人の予約状況では、ファイザー社製が95.4パーセントに対し、モデルナ社製は4.6パーセントということを受け、ワクチンの交互接種の勧奨について、1月24日付で国に対して緊急要望を行いました。 現在では、クーポン券発送の2月17日現在での予約率は、対象者1万496人に対して、7,949人の方が予約し、ファイザー社製58.4パーセント、モデルナ社製41.6パーセントと、交互接種の理解が進んできております。 また、5歳から11歳のワクチン接種が3月以降に始まる見通しであり、現在、クーポン券の印刷作業に着手し、2月下旬に発送を予定しています。対象者は3,000人を見込んでおり、個別接種で御協力いただいている市内17の医療機関のうち、四つの医療機関と調整を進めています。 今後も、全庁体制により円滑なワクチン接種を進めるとともに、感染拡大を防ぎ、市民の生活と暮らしを守るためのコロナ対策を最優先に取り組んでまいります。 このような中、富里市は、これまでの先人たちのたゆまぬ努力と市民一人一人の日々の積み重ねにより、本年4月に市制20周年を迎えることとなります。 歴史を遡りますと、本市は、明治22年に13の村が合併し、13か村を意味する「十三」と豊かな郷土にとの願いを込めた「富」をかけて富里村が誕生しました。 豊富な自然に包まれ、首都圏近郊の優良な農業地帯として発展するとともに、日本の玄関口である成田国際空港に近接する立地環境により、人口の流入が進み、平成14年4月に千葉県内33番目の市となっております。 現在、一昨年から続く新型コロナウイルス感染症は、市民生活に大きな影響を与えていますが、感染症対策と経済活動の両立に向け、コロナ対策を最優先に実施する一方で、新たな富里市に向け、まいた種をしっかりと育て、そしてまた新たな種をまいていかなければなりません。そのためにも、本市の羅針盤となる総合計画を新たに策定いたしました。 令和4年度は、本市にとって20周年という大きな節目の年である一方で、新総合計画の元年として、本市のさらなる発展に向けた契機とするためにも、各種事業を積極的に展開してまいります。 今年は、くしくも「壬寅」であります。厳しい冬を乗り越え、芽吹き始め、そして、新しい成長の礎の年と言われております。まさに富里の年となるように、力強く推し進めてまいります。 行政力強化の基盤となる組織体制とするため、令和2年4月から市長直轄組織として設置した「経営戦略室」は、私の指示の下、末廣農場をはじめ、公共施設の電気料金削減に向けた合同会社とみさとエナジーの設立、森林の適正管理・保全に向けた富里市森林再生プランなど、コロナ禍においても、新たな施策に取り組めたのも、経営戦略室の提言により機動力が増したものと、その成果を実感しています。 令和4年度からは、2年間の提言実績を踏まえ、提言にとどまらず、市政の効率的経営や重要施策の推進を図るほか、市有財産の利活用など、市の行政全般の中心を担えるよう、企画課を「経営戦略課」へ改称し、市長直轄から既存の行政組織内に移管いたします。 そのほか、さらなる地域公共交通の充実を図るため、令和3年度に策定する富里市地域公共交通計画を確実に進めていくことから、経営戦略課内に新たに「公共交通推進班」を設置いたします。 また、脱炭素社会の実現に向けて、カーボンニュートラルの達成、温室効果ガス排出削減及び森林等の吸収源対策など、環境施策の取組を総合的かつ体系的に推進するため、環境課を「環境保全班」、「環境対策班」、「環境衛生班」の3班体制とするとともに、これまでの「リサイクル推進班」は、クリーンセンター内に配置いたします。 さらに、富里市DX推進計画における具体的な施策を推し進めるため、広報情報課に新たに「デジタル推進班」を設置するとともに、「防災課防災班」に危機管理の統括としての職務を加え、より強固な危機管理体制を図るため「防災課防災危機管理班」へ改称いたします。 次に、ふるさと富里に対する誇りや愛着を醸成する事業等を積極的に進めるため、歳入改革の強化、行政運営から行政経営への転換、将来負担の抑制などを基本方針とし、令和4年度の予算編成を行いました。 各会計の予算規模につきましては、一般会計では、新型コロナウイルスの影響による市税収入の確保が厳しい側面があるものの、国の施策で実施する住民税非課税世帯等臨時特別給付金支給事業等の民生費のほか、道路改良事業等の都市基盤整備に係る土木費の増額などの要因により、前年度と比較して4.0パーセント増の159億2,100万円、国民健康保険特別会計など三つの特別会計では、前年度と比較して2.8パーセント増の93億3,619万2,000円としたところでございます。 また、公営企業会計の水道事業収益は、前年度と比較して2.0パーセント減の10億2,471万7,000円、資本的収入は、前年度と比較して20.0パーセント増の1億2,000万1,000円、水道事業収益は、前年度と比較して0.2パーセント増の9億9,050万7,000円、資本的収入は、前年度と比較して49.5パーセント増の1億5,695万円としております。 令和4年度は、新たな総合計画の10年間のスタートの年です。 本格的な人口減少社会到来やコロナへの対応、国土強靱化やSDGsへの取組、DX推進などに対応した人やモノがいきいき元気に動き、富里の宝である人材、資源、郷土愛などを未来へつなぐため、新たな総合計画を策定しています。 子供から高齢者まで、全ての市民が安心・安全で豊かな生活を送ることができるよう、みんなで手を携え、本市の輝く未来と、ふるさととして誇れる「我がまち 富里」の実現に向け、今後10年間と、さらにその先の将来を見据え、本市が目指すべき姿を総合計画の中で景色として描き、市民一人一人が希望と活力を持って、自分らしく輝いて暮らす、10年後の本市の将来像を目指し、「心ひとつに 未来に向かって飛び立つ 躍動のとみさと」として掲げさせていただきました。 この将来像を実現するために、基本構想に掲げる八つの政策を実現するための、前期5年間の施策の基本方針・展開を示した基本計画及びより具体的な3年間の各施策の柱となる事業を示す政策実行計画に沿って、主要な事業の概要について申し上げさせていただきます。 まず、福祉のまちの景色では、「地域でつながり守り合う 子どもから高齢者まで全ての人が 安心して暮らせる元気なまち」を目指し、行政と民間事業所・地域住民をつなぐ中核的な組織である富里市社会福祉協議会へ、4月から市職員1名を派遣するとともに、福祉サービスの情報提供や支援の総合的な相談体制を整備するため、福祉総合相談窓口の充実に取り組み、地域福祉推進体制の一層の強化を図ってまいります。 子育て分野では、子供が健やかに育ち、安心して子育てができる支援体制の充実を図るため、全ての子供とその家庭及び妊産婦を対象として、子ども家庭支援や要支援児童、要保護児童、特定妊婦等への必要な支援業務全般に取り組み、より専門的な知識に基づく相談対応や適切な支援を提供し、関係機関と一体的に連携・協働することで、支援機関の切れ目のない継続的な支援が可能となる「子ども家庭総合支援拠点」を強化してまいります。 また、認定こども園、新制度移行幼稚園、保育所、小規模保育等事業所への給付を行うとともに、新規に開園または認可を受ける小規模保育施設や認定こども園への支援を行い、待機児童の解消に努め、子供のための教育・保育の充実を図ってまいります。 また、安心して妊娠・出産・子育て期を過ごせるように、保健師等の専門職が健康や子育てなど様々な相談に応じ、切れ目のない支援を提供する子育て世代包括支援センターを運営し、母子保健の充実を図ってまいります。 次に、地域で健康に暮らすことができる高齢者福祉の充実を図るため、委託型地域包括支援センターを3か所から4か所に増設し、地域包括ケアシステムの構築を図るとともに、介護予防や介護が必要な高齢者への適切な支援、見守りの実施などに結びつける地域包括支援センターの運営に努めてまいります。 次に、生涯にわたる一貫した障害者福祉の充実を図るため、障害のある人やその家族が地域で安心して暮らせるよう、関連サービスの提供体制の確保などを定めた障害福祉計画と障害児福祉計画に基づいて支援を実施してまいります。 次に、生涯を通じた健康な生活を実現する健康づくり・地域医療の充実を図るため、各種検診等の保健サービスを提供するほか、人間ドック補助額の引上げを実施し、国民皆保険制度の中核を担っている国民健康保険の健全な運営に努め、市民の健康の維持、増進を図ってまいります。 次に、暮らしを支える支援の充実に向けて、生活困窮者に対し、ファイナンシャルプランナーによる家計改善の支援や就労支援員による相談・支援活動など、就労・自立支援体制の強化を図るとともに、生活保護から脱却した人が再び生活保護に至ることがないよう、自立生活支援事業を実施してまいります。 都市基盤の景色では、「誰もが暮らしやすい 未来へとつむぎ輝くまち」を目指し、本市の都市計画マスタープランに掲げる将来像の実現の一つである、七栄北新木戸地区においては、市の玄関口にふさわしい良好な市街地形成を図るため、土地区画整理事業により整備を図っております。特に、富里インターチェンジ正面の14街区は、令和2年度に仮換地指定を行い、継続の整備となっておりますが、併せて土地所有者の協力により企業の立地を図ってまいります。 また、本市の骨格となる道路ネットワークと地域交通の総合的な整備を推進するため、都市計画道路3・4・20号成田七栄線では、円滑な用地の協力が得られるよう取り組むとともに、関連する下水道工事を実施するなど、引き続き早期完成を目指してまいります。 次に、機能強化が進められている成田国際空港へのアクセスを強化するため、酒々井インターチェンジから成田国際空港方面への渋滞箇所の一つとなっている、市道01-010号線と国道296号の交差点においては、右折レーンを設置することで、円滑な交通誘導を図ってまいります。 また、鉄道駅のない本市において、安全で安心な市民生活の移動手段を確保した「住みよいまち 富里」の実現に向けて、子供から高齢者まで全ての市民が利用しやすい地域交通として、市内全域を新デマンド交通として拡充してまいります。 さらに、今後は高齢化が進んでいくことを踏まえ、高齢者にやさしい公共交通として、後期高齢者を対象としたドア・ツー・ドアの実証運行による検証を行うとともに、富里市公共交通計画の推進により、本市に最適な公共交通を目指してまいります。 次に、命を支える水の安全・安心な循環の推進を図るため、布設から年数が経過している石綿セメント管を耐震性の高い管への更新を進めております。令和4年度は、久能地先において約400メートルの更新を予定しており、水道の安定供給の推進、地震による断水被害の軽減及び漏水防止を図ってまいります。 また、日吉台中継ポンプ場のポンプ交換工事など、老朽化した下水道施設の維持管理に努め、七栄北新木戸土地区画整理事業地内の未整備地区や南平台団地の公共下水道整備を推進してまいります。 次に、新たな社会に対応する情報基盤の整備に向け、ICTの活用を通じ、市民にやさしいデジタル化を推進するとともに、市全体におけるデジタル化に取り組んでまいります。 特に、社会体育館や中央公園野球場をはじめとする全スポーツ施設にオンライン施設予約システムを整備いたします。 また、行政手続のオンライン化に欠かすことができないマイナンバーカードの普及を促進すべく、出張申請を可能とするオンライン申請補助システムを整備いたします。さらには、ペーパーレス化を推進するためのオンライン会議システムを整備するなど、市全体におけるデジタル化に取り組んでまいります。 一方、デジタルに不慣れな方や不安を抱える方を対象に、スマホ講座を開設し、デジタル活用支援にも取り組んでまいります。 安心・安全なまちの景色では、「災害などのリスクから地域を守り 安心して暮らせる安全なまち」を目指し、大規模災害が発生した際も機能不全に陥らない強靱なまちづくりを進めるため、災害への事前の準備や対策の取組が着実に実行できるよう、富里市国土強靱化地域計画を推進してまいります。 また、自然災害等に備えるため、行政・自主防災組織及び関係団体等と協力体制の強化を図るとともに、災害時に必要な備品の計画的な整備に努めるほか、各地域の自主防災組織の育成・支援を行い、地域防災力の向上による災害対策を強化してまいります。 次に、消防・救急体制の強化を図るため、車両更新計画に基づき、配備から22年を経過している化学消防ポンプ自動車を更新し、操作性や効率性・火災防御力に優れた、災害対応特殊化学ポンプ車を導入してまいります。 また、配備から23年を経過した小型ポンプ付積載車に代わり、最新ポンプ装置による操作性、放水能力が向上した消防団車両を大和台地区の第19分団に整備・更新するとともに、消防団員の年間報酬の見直しや出動報酬を創設し、消防団員の確保につなげることで地域消防力の向上に努めてまいります。 次に、多様な危機への対応力を強化するため、有事の際に職員が迅速に行動するためのマニュアルを適宜見直すとともに、防災無線や防災・防犯メール等を活用し、市民が必要とする情報の周知・啓発などを実施し、危機管理体制の強化を図ってまいります。 次に、安心できる地域社会のための防犯・交通安全を充実させるため、市民の安心・安全を確保するための交通安全施設の整備・補修を行うとともに、道路照明施設、標識等について一斉点検を実施し、計画的な施設更新を図ってまいります。 また、児童・生徒の安全を確保するため、通学路の路側帯を緑色に着色するグリーンベルトや道路面の通学路表示、看板などを整備し、運転者への注意を促すことで通学路の安全対策を図ってまいります。 商業のまちの景色では、「地域の良さを活かした 富里ならではのにぎわいのまち」を目指し、持続可能な展開による農林業のさらなる振興の一環として、本市の基幹産業である農業の継続的な発展のため、農業振興と経営の安定化に向けた取組を行うとともに、担い手の支援を行ってまいります。 また、本市を代表する特産品であるスイカについては、令和3年度に制定した富里市すいか条例を礎に、さらに積極的なPR活動を展開するとともに、スイカの作付面積の維持・拡大を図るため、すいかの里生産支援奨励金を引き続き交付してまいります。 また、農作物をイノシシ等の野生鳥獣から守る活動を行っている、鳥獣被害対策実施隊の日頃の取組について、地域貢献が顕著であることが高く評価され、有害鳥獣被害防止対策協議会農林水産省農村振興局長賞を受賞されました。関係者の方々の御尽力に深く感謝いたしますとともに、引き続き実施隊員の活動に即して、捕獲のための資機材の充実や団員の増員に関する支援を行ってまいります。 次に、立地のよさを生かした活力ある商工業振興を図るため、昭和54年の都市計画決定から約40年ぶりとなる大幅な市街化区域の用途地域見直しを令和3年度に行いました。 今後も、コンパクトなまちづくりに向け、土地利用の促進を図るとともに、市街化調整区域では、地区計画制度に加え、改正された企業立地奨励金制度の活用による産業の振興と雇用機会の拡大を図ってまいります。 また、自然と農を生かした観光まちづくりのため、本市で初めての観光・交流拠点施設「末廣農場」については、令和4年4月のオープンを目指し、整備を進めております。 本施設では、基本コンセプトの食や物販を具現化すべく、地域関係者との連携を図りながら、首都圏から有利なアクセス性も考慮し、固定的な来訪者を獲得することを踏まえ、まちのよさを知っていただく着地型観光の拠点として、指定管理者や関係者と一丸となり展開してまいります。 自然・生活環境の景色では、「豊かな自然に抱かれた 安心して暮らせるまち」を目指し、源流や緑を守る環境保全の推進を図るため、特に荒れ地の森林再生においては、実証実験を経て本格的な運用となる、富里市森林再生プランでは、既に8件の申込みがあります。 千葉県森林組合との協定に基づき、また再生可能エネルギーへの活用も踏まえ、次代に本市の緑をつなげるとともに、森林の有する多面的機能が発揮されるよう、環境保全を図ってまいります。 また、谷津の地域環境の景観や生物多様性などの自然環境の保全と活用では、既に取り組む地域団体の支援と併せ、子供たちをはじめ多くの方々へ触れ合える機会の創出など、取り組んでまいります。 次に、持続可能な循環型社会の形成に向け、ごみの減量化のため、紙類・布類のごみ収集場所での収集を開始し、市民の利便性の向上と可燃ごみの削減や資源化を推進してまいります。 また、市民団体や事業者に対し、環境保全活動の組織づくりや自主的な活動を支援するとともに、グループ間の交流を促進し、協働による環境活動に努めてまいります。 教育のまちの景色では、「ふるさとを愛し 心の豊かさと未来を切り拓く人づくりのまち」を目指し、本市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の方針として、富里市の教育に関する大綱を策定し、教育のさらなる充実を図ってまいります。 まず、次代を担う人材を家庭・地域社会とともに育成する学校教育では、統合型校務支援システムを整備し、児童・生徒の学習などの状況を小・中学校で効果的に共有し、より個に適した学びを図ってまいります。 さらに、教職員が作成した教材等を市内全教職員で共有することで授業の幅の広がりと児童・生徒の学力向上を推進します。 また、GIGAスクール構想に基づき、ICT指導員を配置し、個別最適化の学習環境を目指してまいります。 次に、人生100年時代を見据えた生涯学習を推進するため、市立図書館を情報・芸術・文化を融合させた複合的施設として市民ギャラリーを開設し、次世代を担う芸術家等の作品展示や、千葉県立美術館と連携するため、絵画等の展示用備品の整備や、図書館には親子読書支援コンシェルジュを配置するなど、機能強化を図ります。 また、本市の貴重な歴史資源である国登録有形文化財、旧岩崎家末廣別邸の活用を図るため、末廣農場オープンに合わせ、庭園の休館日を除き、全日開放を実施し、安らぎの空間を多くの来場者へ提供するとともに、庭園の整備と建物の保存のための整備を行ってまいります。 連携と交流のまちの景色では、「多様な主体と連携・交流するまち」を目指し、市民と行政の協働による地域社会づくりのため、また、コロナ禍において、活動自粛が続いたことからも、改めてまちづくり活動の拠点である市民活動サポートセンターの機能を強化し、市民活動団体等へのサポートに努めるとともに、新たな人材育成を目的とした講座等を開催し、担い手の創出を図ってまいります。 また、地域住民や大学・企業などとのパートナーシップを構築し、あらゆる分野において多様な視点やノウハウを各種事業に取り入れ、持続可能で良質な市民サービスの提供を目指す民学産官連携を推進してまいります。 次に、首都・空港近郊のまちとしての移住定住・関係人口の増進を図るため、本市の魅力である豊かな自然、豊富な農産物など、東京駅八重洲口のデジタルサイネージ34面に広告を掲出するなど、富里の魅力を発信することで知名度向上による各種事業効果の後押しを図ってまいります。 また、新たな魅力発信の取組として、本市のファンを募る「とみさとファンクラブ」を創設いたします。 市民の皆様には、自らが暮らすまちに愛着と誇りを感じていただくとともに、市外の方にも、市の様々な魅力を知っていただくため、初年度においては、市制20周年記念会員として3,000名を目標に、登録者には市制20周年記念キャラクターをデザインした会員証の発行をはじめ、ファンがファンを呼ぶ取組により、ファンクラブ会員、市内事業者及び行政が一体となった市の魅力を広く発信してまいります。 行政経営の景色では、「運営から経営へ 歳入改革による持続可能なまち」を目指し、次代へつながる行財政に向けた改革を推し進めるに当たり、市街化区域の再編や地区計画制度の活用による企業進出に加え、末廣農場を柱に地場産業を市内外へPRし、来訪者の増加による波及効果など歳入改革に取り組んでまいります。 また、旧洗心小学校等の市有財産の有効活用を検討・実施するとともに、民間事業者のノウハウを活用した効率的・効果的な運用に取り組んでまいります。 次に、職員のスキルアップにつきましては、市民サービスの向上につなげるため、職員の高度な知識・技能の習得を目的として、本市初の全国市長会への派遣をはじめ、千葉県などの他団体や総務省自治大学校、全国市町村職員研修所等、外部研修機関へ職員を派遣するとともに、庁内研修の充実を図ってまいります。 以上、市政に対する所信の一端と主要施策の概要を申し上げさせていただきましたが、これらの主要施策と並び、本市の重要な事業であります成人式につきましては、民法の改正により、令和4年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられます。これに伴い、成人式に代わる新たな「(仮称)二十歳を祝う会」として開催し、20歳となる方を対象にその門出を祝福してまいりたいと考えております。 また、市内外から大変多くのランナーが集う、富里スイカロードレース大会は、本年6月に市制20周年の記念大会として、十分なコロナ対策を講じた上で、第39回となる大会の開催を計画しておりましたが、現時点でコロナウイルス感染症の収束が見通せない状況であることから、参加選手をはじめ競技役員など全ての関係者の安全を最優先に考え、大会実行委員会において中止を決定いたしました。 次回大会は、令和5年6月を予定していますが、大会の開催までには、いま一度、コロナ禍の現状と、これまでの経験を踏まえ、今後の大会の在り方について、関係者の皆様の御意見、御提案をいただき、準備を進めてまいります。 最後に、令和4年度は、市制20周年という節目の年であり、活力と創造力に満ちあふれた、光り輝く本市の将来を展望し、さらなる飛躍と発展に向かい、躍動する大きな契機であると思っております。 このコロナ禍においても、決して負けることなく、「心ひとつに未来に向かって飛び立つ躍動のとみさと」を目指し、市民の皆様お一人お一人が希望と活力を持って、自分らしく輝いて日々の暮らしを営めるよう、市政に邁進してまいりますので、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針といたします。 ○議長(野並慶光君) 市長、五十嵐博文君。 ◎市長(五十嵐博文君) 大変申し訳ありません。 「産業のまちの景色」と言うべきところを「商業のまち」と申し上げてしまいました。「産業のまち」として訂正させていただきます。 以上です。………………… △諸般の報告 ………………… ○議長(野並慶光君) この際、諸般の報告を行います。 まず、会派について、会派代表者の変更の届出がありましたので、お手元に配付の会派一覧表のとおり報告します。 次に、市長から専決処分の報告、監査委員から例月出納検査結果報告がありました。それぞれ写しをお手元に配付しましたので、御了承願います。 次に、議長の出席要求に対する出席者については、写しをお手元に配付しましたので、御了承願います。 これで、諸般の報告を終わります。………………………………… △日程第1 会期決定の件………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第1、会期決定の件を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月18日までの29日間としたいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 会期は、本日から3月18日までの29日間と決定しました。…………………………………………… △日程第2 会議録署名議員の指名…………………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、富里市議会会議規則第82条の規定によって、戸村喜一郎君及び荒野峰之君を指名します。……………………………… △日程第3 承認第1号……………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第3、承認第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 市長、五十嵐博文君。
    ◎市長(五十嵐博文君) ただいまから本議会に提案いたしました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 承認第1号 専決処分の承認を求めることについては、令和3年11月19日に閣議決定されたコロナ克服新時代開拓のための経済対策を受け、国の令和3年度補正予算(第1号)が令和3年12月20日に成立したことにより、住民税非課税世帯等臨時特別給付金及び子育て世帯への臨時特別給付金について、迅速に支給できるよう、令和3年度富里市一般会計補正予算(第11号)について専決処分いたしましたので、その承認を求めるものです。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 全員協議会開催のため、しばらく休憩します。              午前10時40分 休憩             …………………………………              午前11時09分 開議出席議員  15名欠席議員   3名 岡野耕平君   鈴木英吉君   猪狩一郎君 ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 専決処分の承認議案について質疑いたします。柏崎のり子です。 まず、住民税非課税世帯臨時特別給付金支給事業についてでございます。まず、確認したいことを申し上げますので、よろしくお願いいたします。 内閣府が都道府県に通知しているわけなんですけれども、三点にわたって確認したいと思います。 まず、申請日までに非課税相当とみなされる場合も給付の対象とすると明記してあると思いますが、次に二番目として、DV避難者も、別居した世帯を独立した世帯として非課税世帯相当ならば支給対象とするとしております。三つ目としては、生活保護世帯にも支給して生活保護費減額につながる収入認定はしないというふうになっておりますが、それは担当課としては、しっかりと承知した上で対応しようとしているのか、お願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 柏崎議員の質疑にお答えさせていただきます。 まず、一点目の非課税相当収入限度額、あるいは非課税相当所得限度額という形で、当市につきましては、生活保護の3級地に当たりますので、その3級地の数値に基づいて国から示された金額で行わせていただいているところでございます。 続いて、DVの家庭で、離婚はせずとも離れてお暮らしになっているようなケースの場合は、柔軟に対応するようにしてございます。 また、生活保護につきましては、収入認定にはしないという形になっております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) ただいま答弁のように、柔軟に対応ということでは、把握すること自体が非常に大変な部分もあるかと思うんですけれど、特にDVでほかからも避難しているとか、避難されてしまったとかね。そういう点については、把握の状況というのはどういうふうな、困難を強いるのかどうなのか、その辺はいかがでしょうか。 それと、期限もあるわけですけれども、そういう方々の期限についても柔軟に対応するんでしょうか。本来ならばね、そういう方々が一番生活が大変なんで、しっかりとした対応をするのが本来だと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) お答えいたします。 DVの御家族についての把握につきましては、なかなかデリケートな問題がございますので、あくまでも周知をこちらのほうからきめ細やかにして、お申出いただくという形を取らせていただきたいと考えております。 また、期限につきましては、こちらから、既に非課税世帯につきましては、発送日から3か月となっておりますけれども、こちらについても国のほうから柔軟に対応せよと御指示はいただいておりますので、また、非課税世帯相当につきましては、申請が必要、いわゆる家計急変ですね、9月30日までという形で、こちらのほうは申請期間となっておりますので、できる限り早く、特に家計急変の方につきましては、自らお申出いただかないとこちらは把握しかねるものですから、周知を努めるという形になります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 申請が必要であるということではね、申請に当たっての対応が、窓口がしっかりと確保されていなければなかなか迅速にできないかなと思うんですけれども、申請に来てもですね。その辺は準備万端でしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 先ほども課長も申し上げましたけれども、コールセンター、あるいは市の社会福祉課の脇にも専用のブースを、既にブースを設けておりまして、おいでいただいた方には丁寧に対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) ほかに質疑はありませんか。……これで質疑を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっています承認第1号は、委員会への付託を省略したいと思います。御異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 承認第1号は、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。……討論なしと認めます。 これから承認第1号を採決します。 承認第1号は、承認することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立) ○議長(野並慶光君) 起立全員です。 よって、承認第1号は、承認することに決定しました。…………………………………………………………………………… △日程第4 同意第1号及び議案第1号から議案第21号まで…………………………………………………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第4、同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて及び議案第1号 令和4年度富里市一般会計予算から議案第21号 令和3年度富里市水道事業会計補正予算(第2号)までを一括議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 市長、五十嵐博文君。 ◎市長(五十嵐博文君) 同意第1号及び議案第1号から議案第21号までにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。 まず、同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、教育委員会委員の森田惠子氏が令和4年3月31日をもって退任となるため、教育に関し識見を有する者のうちから、内田和子氏を任命するに当たり、議会の同意を求めるものです。 次に、議案第1号から議案第6号までの6議案は、令和4年度富里市一般会計及び各会計当初予算です。 まず、議案第1号 令和4年度富里市一般会計予算は、歳入歳出それぞれ159億2,100万円で、前年度比4.0パーセント、6億500万円の増です。 主な歳入としては、市税は前年度比4.3パーセント増の61億7,748万円を、地方譲与税は前年度比2.0パーセント増の1億4,657万円を、各交付金は前年度比5.3パーセント増の12億9,486万9,000円を、地方交付税は前年度比15.7パーセント増の18億2,800万円を、国庫支出金は前年度比16.6パーセント増の29億3,352万7,000円を、県支出金は前年度比26.1パーセント増の14億2,592万9,000円を、繰入金は前年度比23.8パーセント減の5億4,933万3,000円を、市債は前年度比53.4パーセント減の4億6,630万円をそれぞれ計上いたしました。 次に、主な歳出としては、議会費は前年度比0.4パーセント減の1億7,690万6,000円を、総務費は前年度比3.5パーセント増の17億7,276万5,000円を、民生費は前年度比12.2パーセント増の69億9,029万7,000円を、衛生費は前年度比19.9パーセント増の14億6,806万5,000円を、農林水産業費は前年度比60.4パーセント減の2億7,924万5,000円を、商工費は前年度比47.7パーセント減の1億7,595万5,000円を、土木費は前年度比7.9パーセント増の12億1,042万2,000円を、消防費は前年度比10.2パーセント増の7億4,984万2,000円を、教育費は前年度比1.4パーセント減の13億6,529万9,000円を、公債費は前年度比0.7パーセント減の17億220万1,000円を、予備費は前年度と同額の3,000万円をそれぞれ計上いたしました。 債務負担行為は、分庁舎空調設備賃借料ほか2件について、債務を負担することができる事項、期間及び限度額の設定を行うものです。 地方債は、八富成田斎場維持管理事業ほか16件について、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法の設定を行うものです。 次に、議案第2号 令和4年度富里市国民健康保険特別会計予算は、歳入歳出それぞれ58億5,094万5,000円で、一般被保険者療養給付費負担金などの増により、前年度比1.0パーセントの増です。 次に、議案第3号 令和4年度富里市介護保険特別会計予算は、歳入歳出それぞれ28億9,140万9,000円で、介護サービスに係る保険給付費などの増により、前年度比4.0パーセントの増です。 継続費は、一般介護予防事業について経費の総額及び年割額の設定を行うものです。 次に、議案第4号 令和4年度富里市後期高齢者医療特別会計予算は、歳入歳出それぞれ5億9,383万8,000円で、後期高齢者医療保険料等負担金の増により、前年度比16.6パーセントの増です。 次に、議案第5号 令和4年度富里市水道事業会計予算は、収益的収支として、水道事業収益は前年度比2.0パーセント減の10億2,471万7,000円、水道事業費用は、前年度比1.0パーセント増の10億616万1,000円を計上し、資本的収支として、資本的収入は前年度比20.0パーセント増の1億2,000万1,000円を、資本的支出は前年度比11.9パーセント増の4億133万3,000円を計上いたしました。 次に、議案第6号 令和4年度富里市下水道事業会計予算は、収益的収支として、下水道事業収益は前年度比0.2パーセント増の9億9,050万7,000円、下水道事業費用は前年度比3.5パーセント増の9億5,857万3,000円を計上し、資本的収支として、資本的収入は前年度比49.5パーセント増の1億5,695万円、資本的支出は前年度比11.6パーセント増の3億4,369万7,000円を計上いたしました。 次に、議案第7号から議案第14号までの8議案は、条例の一部改正及び廃止です。 まず、議案第7号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、地域住民等の学校運営への参画を図っていくため、学校評議員制度から学校運営協議会制度に移行することに伴い、所要の改正を行うものです。 次に、議案第8号 富里市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律により、育児休業制度が改正されることに伴い、所要の改正を行うものです。 次に、議案第9号 富里市経営戦略室設置条例を廃止する条例の制定については、市長直轄組織として設置した経営戦略室について、2年間の提言実績を踏まえ、提言にとどまらず、行政の効率的経営や重要施策の推進を図るほか、市有財産の利活用等、市の行政全般の中心を担えるよう、市長直轄から既存の行政組織内に移管するため、本条例を廃止するものです。 次に、議案第10号 富里市長、副市長及び教育委員会教育長の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市長、副市長及び教育委員会教育長の給料について、厳しい財政運営を踏まえながら将来にわたって持続可能なまちづくりを進めていくために、減額期間を令和5年3月31日まで延長するものです。 次に、議案第11号 富里市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定については、富里市道路占用料条例の一部改正に伴う経過措置規定が行政財産目的外使用料に適用されるよう、所要の改正を行うものです。 次に、議案第12号 富里市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、法人税法の改正により、連結納税制度が見直され、連結法人の特例措置の規定が削除されることから、所要の改正を行うものです。 次に、議案第13号 富里市市街化調整区域で定めた地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市街化調整区域において地区計画を定める区域が新たに追加されたため、所要の改正を行うものです。 次に、議案第14号 富里市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務省、消防庁により、非常勤消防団員の報酬等の基準が定められたことから、この基準を踏まえ、消防団員の報酬等を見直しするなど、所要の改正を行うものです。 次に、議案第15号 富里市基本構想の策定については、令和4年度から令和13年度までの10年間を計画期間とする新たな基本構想の策定について、富里市基本構想の策定に関する条例第5条の規定により、議会の議決を求めるものです。 次に、議案第16号 富里市道路線の変更については、成田都市計画地区計画の決定により行う開発行為に伴い、道路1路線を変更しようとするものです。 次に、議案第17号から議案第21号までの5議案は、令和3年度各会計補正予算です。 まず、議案第17号 令和3年度富里市一般会計補正予算(第12号)は、歳入歳出それぞれ10億3,656万円を追加し、総額を194億9,025万6,000円とするものです。 主な歳入は、保留地処分収入1億7,117万7,000円などの追加、個人市民税2億5,000万円、普通交付税5億2,595万4,000円などの増額、財政調整基金繰入金1億5,384万6,000円などの減額です。 主な歳出は、子育て世帯特別応援給付金支給事業3,082万9,000円、常備消防車両整備事業5,076万4,000円などの追加、基金事業9億8,012万5,000円、中学校施設維持管理事業4,336万2,000円などの増額、予防事業2,027万9,000円、街路整備推進事業1,316万8,000円などの減額です。 継続費の補正は、固定資産評価替事業の総額及び年割額の変更を行うものです。 繰越明許費は、戸籍住民基本台帳事業ほか10件について設定を行うものです。 債務負担行為の補正は、富里南小学校敷地賃借料を追加するものです。 地方債の補正は、中学校屋内運動場屋根改修事業の追加と、農業・農村整備事業ほか5件の借入限度額の変更を行うものです。 次に、議案第18号 令和3年度富里市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ3億2,336万円を追加し、総額を61億8,781万円とするものです。 次に、議案第19号 令和3年度富里市介護保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ2,053万7,000円を追加し、総額を30億4,091万1,000円とするものです。 次に、議案第20号 令和3年度富里市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれ3,462万3,000円を追加し、総額を5億4,435万1,000円とするものです。 最後に、議案第21号 令和3年度富里市水道事業会計補正予算(第2号)は、収益的収支は、水道事業収益を2,300万円、水道事業費用を78万3,000円それぞれ減額し、資本的収支は、資本的収入を2,500万円減額し、資本的支出を98万3,000円増額するものです。 また、令和3年度水道事業会計予算第5条で定めた継続費の総額及び年割額を改めるものです。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。…………………………… △日程第5 一般質問…………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第5、一般質問を行います。 本定例会におきましても、一問一答方式により実施いたしますので、質問者、また答弁者におきましては議事進行について御協力願います。 なお、質問及び答弁は自席にて着席のまま、マスク等着用のまま御発言願います。 本日は、通告により会派代表質問を行います。 質問時間につきましては、答弁を含め、富里自民の会90分以内、公明党70分以内、とみさと至誠会70分以内です。また、関連質問は認めないこととしておりますので、議事進行に御協力願います。 初めに、富里自民の会の会派代表質問を許します。 富里自民の会代表、戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) 自民の会の戸村でございます。議長のお許しをいただき、ただいまから自民の会の会派代表質問をさせていただきます。 今日のコロナ禍の中、改めて医療従事者をはじめとする関係者の大変な御労苦と温かい御支援をより身近に強く感じております。心から感謝申し上げる次第であります。 それでは、質問に移ります。 先ほど市長から施政方針が示されました。この施政方針で述べられているということを中心に、何点かお尋ねいたします。 まず、市長に、1 市長の政治姿勢ということで、2点お伺いいたします。 (1)令和4年度の組織改編について  ア 経営戦略室の既存組織内への移管の意義について  イ 庁内における班編成見直しの基本的な考え方は。 次に、令和4年度は新たな総合計画の10年間のスタートの年ということで、現総合計画は六つの柱でしたが、新総合計画では、心をひとつに未来に向かって飛び立つ躍動の富里を目指し、将来像を未来の景色として捉え、大きく八つの柱を目標として掲げ、その実現を図っていくこととしております。市長の施政方針でも、この柱に沿って主要事業を展開していくと述べております。もちろん、市政全般にわたっている数多い施策でございますので、今回はその柱として施政方針で取り上げております中から何点かについてお伺いいたします。2 基本構想に掲げる八つの政策について (1)福祉のまちの景色について  ア 待機児童ゼロに向けての4年度の取組と目標は。  イ 自立生活支援事業の充実方策は。 (2)都市基盤の景色について  ア 国家戦略特区の指定に向けての取組状況は。  イ 成田空港周辺市町と連携した空港環状道路や酒々井インターチェンジ周辺等の道路網の整備施策について  ウ 情報基盤の整備に向けたICT活用について   (ア)施設予約システムの整備   (イ)オンライン会議システムの整備   (ウ)スマホ講座の開設 (3)安心・安全なまちの景色について  ア 地域防災力の向上のための具体的な取組は。  イ 有事の際の職員行動マニュアルの見直し内容は。 (4)産業のまちの景色について  ア スイカの作付面積の維持拡大のための方策は。  イ 鳥獣被害対策実施隊への支援体制をどのように考えているのか。  ウ 観光・交流拠点施設「末廣農場」の進捗状況は。 (5)自然・生活環境の景色について  ア 富里市森林再生プランの推進方策について  イ 紙類・布類のごみ収集所での収集方法の具体的な内容は。 (6)教育のまちの景色について  ア 教職員が作成した教材等の職員間での共有化の具体的な事例は。  イ 令和4年度における旧岩崎家末廣別邸の活用方策は。 (7)連携と交流のまちの景色について  ア とみさとファンクラブ創設の意義と具体的な事業は。 (8)行政経営の景色について  ア 旧洗心小学校の有効活用の検討の進捗は。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 富里自民の会代表、戸村喜一郎君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。 ◎市長(五十嵐博文君) 富里自民の会、戸村議員の会派代表質問にお答えいたします。 まず、市長の政治姿勢についてでございますが、令和4年度の組織改編について、経営戦略室の既存組織内への移管の意義につきましては、私の公約である経営戦略室は、行政力強化の基盤となる組織体制を目的に、令和2年4月から、私の直轄組織として設置し、指示の下、様々な角度から12の提言を行ってまいりました。 その主なものは、本市で初めての観光・交流拠点施設「末廣農場」の開設や、隣接する旧岩崎家末廣別邸の一般公開をはじめ、公共施設の電気料金削減に向けた合同会社とみさとエナジーの設立、また、42年ぶりに市街化区域内の用途地域を大幅に変更するなど、新型コロナウイルス感染症の脅威に直面する状況においても、新たな施策に取り組めたのは、経営戦略室の提言施策により、機動力が増した成果であると実感しております。 令和4年度は、本市にとって市制20周年の大きな節目の年である一方で、本市の羅針盤となる、新たに策定した富里市総合計画の元年となります。 新たな総合計画には、これまでの経営戦略室の提言施策が反映されており、今後は2年間の提言実績にとどまらず、総合計画の進行管理を行うなど、市の行政全般の中心を担えるよう、企画財政部企画課に経営戦略室の機能も含め、「経営戦略課」に改称し、政策提言及び総合計画に掲げる主要施策を力強く推し進め、行政力をより高めてまいります。 今後も、「市民起点」に基づき、市民の立場と経営の視点に立った成果重視の行政経営への転換に取り組みながら、従来の手法や発想にとらわれることなく、事務の効率化やコスト縮減を推進し、多くの分野で民学産官連携を進め、あらゆる活力を活用し、持続可能で良質な市民サービスの提供を目指してまいります。 また、庁内における班編成見直しの基本的な考え方はとの御質問につきましては、行政組織における班編成は、新たな総合計画の将来像を実現するため、基本構想に掲げる八つの政策を実現するための行政力強化の基盤となるものです。 令和4年度の班編成の改編につきましては、まず、市民の移動ニーズが多様化する中、鉄道駅のない本市に合った最適な地域公共交通を目指して、企画財政部経営戦略課に「公共交通推進班」を設置いたします。 改編により、新たなデマンド交通への転換を図るとともに、高齢者にやさしい地域交通を目指した、ドア・ツー・ドア方式の実証運行による検証を行うなど、富里市地域公共交通計画を確実に進めてまいります。 また、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取組を含め、環境施策を総合的かつ体系的に推進することから、環境課を「環境保全班」、「環境対策班」、「環境衛生班」の3班体制とするとともに、これまでの「リサイクル推進班」はクリーンセンター内に配置いたします。 改編により、富里市環境基本計画に掲げる「地球温暖化防止対策の推進」及び「気候変動への対応の推進」から、温室効果ガス排出量削減及び森林等の吸収源対策などに取り組むとともに、森林再生事業の所管を農政課から移管し、富里市森林再生プランに基づく森林の再生と木質バイオマスを活用いたします。 さらに、新たな社会に対応する情報基盤の整備に向け、ICTの活用を通じ、市民にやさしいデジタル化を推進するとともに、市全体における取組に対応するため、広報情報課に新たに「デジタル推進班」を設置いたします。 また、台風や地震などによる自然災害のほか、新たな感染症の流行や情報システムへの脅威など、市民生活に著しく影響を及ぼす危機事象が多様化する中、情報収集や伝達など、より強固な危機管理体制を図るため、防災課防災班を「防災課危機管理班」に改称し、危機管理の統括としての機能を加え、初動体制など関係所管課との連携を強化いたします。 行政組織改編により、効率的かつ効果的な業務執行体制を構築し、市民サービス向上のため、各施策を強く推し進めてまいります。 次に、福祉のまちの景色についてでございますが、待機児童ゼロに向けての4年度の取組と目標はとの御質問につきましては、これまで待機児童対策として、保育の受皿整備や受入れ体制の強化等を行い、令和2年度に2園、令和3年度に1園の小規模保育施設が開所いたしました。 令和4年度には、旧保健センターを利活用した新たな小規模保育施設の開所や、民間幼稚園の認定こども園への移行が予定されております。 待機児童数につきましては、令和2年4月時点では56人のところ、令和3年4月時点では18人と減少いたしました。 令和4年4月の待機児童の数は、現在調整中でありますが、待機児童ゼロに向け、今後も引き続き、保育施設の充実や民間特定教育・保育施設等への支援に努めてまいります。 また、全国的に保育士不足が社会問題となっていることから、他の自治体と同様に、保育士の処遇改善に努めるとともに、民間の保育事業者とも連携を強化し、保育の利用定員の維持・拡充を図り、待機児童の解消に取り組んでまいります。 次に、自立生活支援事業の充実方策はとの御質問につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、令和2年10月1日からは相談員を1名増員し、就労、自立支援における相談支援体制の強化を図り、また、ファイナンシャルプランナーによる家計改善の支援も実施しております。 自立生活支援を必要とする方は、毎日の暮らしの中で、様々な不安や疑問を持ち、判断に迷うこともあることから、市と富里市社会福祉協議会が連携を密にし、福祉サービスの利用手続や金銭管理のお手伝いをするなど、安心して暮らせるようサポートしてまいります。 今後も、様々な課題を抱える生活困窮者の方々への自立生活支援事業のさらなる充実を図ってまいります。 次に、都市基盤の景色についてでございますが、国家戦略特区の指定に向けての取組状況はとの御質問につきましては、令和3年1月15日に千葉県が内閣府に対し、成田空港周辺地域における国家戦略特区を活用した規制緩和策を提案しております。 現在、千葉県と内閣府による意見交換を継続する中で、千葉県においては、民間事業者への具体的提案内容の周知に加え、規制緩和を活用した事業アイデアの募集を実施しているところでございます。 今後は、企業から応募のあった事業アイデアについて、千葉県・空港周辺9市町・応募事業者とで継続的に連携・協議を行い、事業アイデア及び規制緩和提案内容の熟度を高め、改めて国へ提案することとしております。 次に、成田空港周辺市町と連携した空港環状道路や酒々井インターチェンジ周辺等の道路網の整備施策についてでございますが、空港機能強化の効果を空港周辺9市町の全域に波及させ、地域と空港の発展が好循環する地域づくりを目指し、千葉県が主体となり、成田空港周辺の地域づくりに関する実施プランが策定され、空港と周辺市町が一体となった地域づくりを進めているところでございます。 このような中、千葉県や空港周辺地域の発展に向けた実施プランの実効性、実現性を担保するため、酒々井インターチェンジと空港を結ぶ富里市道01-010号線から県道八日市場佐倉線までの道路整備による空港への直結化と県道成田小見川鹿島港線の延伸について、千葉県に対し要望を行い、現在、道路担当部署との意見交換会を開催する中で、現状の課題や考え方を整理し、実施プランに位置づけられるよう協議を重ねております。 一方、第三滑走路事業が着手されるとともに、空港全体の見直しが進められている中、地域活性化インターとして開設された酒々井インターチェンジから空港へのさらなるアクセス強化を図るため、周辺市町で構成する酒々井インター活性化協議会において、令和3年11月から12月にかけて、空港への直結化による県道八日市場佐倉線から空港西側ゲートを活用し、空港東側で整備予定の県道成田松尾線等の付け替え道路への接続による、東西分断の解消及び経済効果をより広範囲の市町村に波及させるための道路ネットワークづくりについて、千葉県及び成田空港株式会社に対し、要望を行ったところでございます。 今後も引き続き、空港の機能強化に合わせ、千葉県をはじめ関係団体と連携し、空港と一体となった地域づくりを加速させるための道路ネットワークづくりを目指し、協議を重ねてまいります。 次に、情報基盤の整備に向けたICT活用についてでございますが、施設予約システムの整備につきましては、施設利用者の利便性向上を図るため、各施設担当課と広報情報課が連携し、本市の施設予約の運用に合うシステムの選別、また、無料版アプリによる運用の可能性や、システム整備後の施設の貸出し方法など、様々な角度から検証してまいりました。 この検証結果を踏まえ、令和4年度は、社会体育館や中央公園野球場をはじめとした全スポーツ施設を対象として、10月をめどに施設予約システムを整備し、施設利用者のさらなる利便性向上に取り組んでまいります。 中央公民館や富里北部コミュニティセンター、中部ふれあいセンターなど、他の公共施設につきましては、さきに導入した施設の効果や、利用者視点によるさらなるサービス充実の検証を継続しながら、整備に向け取り組んでまいります。 次に、オンライン会議システムの整備についてでございますが、コロナ禍における新しい生活様式に合わせ、令和2年度から、関係機関等とのオンライン会議が行える環境を整え、令和3年度からは、より汎用性を高めるため、有料版のオンライン会議システムを活用し、市民活動団体のオンライン交流会や、オンライン育児相談、観光・交流拠点施設「末廣農場」のスクープ子ども記者における取材活動などで活用してまいりました。 今後は、オンライン会議システムのさらなる活用を図るため、富里市DX推進計画の方針に掲げたペーパーレス化を推し進めるべく、令和4年度からオンライン会議やペーパーレス会議に活用するタブレットやシステムを段階的に整備し、ICTを活用した業務効率化を推進してまいります。 次に、スマホ講座の開設についてでございますが、富里市DX推進計画の理念でもある、市民にやさしいデジタル化を推し進めるべく、デジタルに不慣れな方や不安を抱える方を対象に、令和4年度から講座を開催できるよう、市内の携帯電話ショップと連携して、準備を進めているところでございます。 今後も、市内事業者や関係団体に御協力をいただきながら、市民の皆様にデジタル化の効果を感じていただける取組を進めてまいります。 次に、安心・安全なまちの景色についてでございますが、地域防災力の向上のための具体的な取組はとの御質問につきましては、市民に対し、災害への備えや気象情報などの防災に関する様々な情報を積極的に発信するとともに、市が主催する土砂災害防災訓練では、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、訓練開催がかなわなかった際にも、市で作成した「災害への備え」のチラシを回覧させていただき、日頃からできる取組や避難行動の普及・啓発をさせていただきました。 今後も、感染状況を見極めつつ、開催方法等を検討し、避難所までのルート確認や非常持ち出し品の確認など、実効性のある訓練に努めてまいります。 また、児童・生徒を対象とした防災教育の際には、避難行動の在り方や、防災用備蓄品を展示し、災害に備える心構えが育まれるよう取り組んでまいります。 さらに、小学校区単位で設置されている自主防災組織が実施する防災訓練や講習会、防災資機材の購入に係る経費に対する支援を引き続き実施いたします。 また、地域での訓練が実施される際には、職員を派遣し、地域の皆様に防災に対し関心を高めていただけるよう、防災マップやパンフレット等の啓発物資等を配布するなど、日頃から災害時の行動や備えについての意識啓発を図り、地域防災力の向上に取り組んでまいります。 次に、有事の際の職員行動マニュアルの見直し内容はとの御質問につきましては、市が作成している職員行動マニュアルは、富里市域で災害が発生、または発生するおそれのある場合に、各職員が迅速に判断・行動ができるよう定めたものでございます。 また、災害以外にも、市民生活に著しく影響を及ぼすような新たな感染症の流行や情報システムへの脅威など、平常時から起こり得る危機事象の把握に努め、有事の際に庁内において速やかに情報を共有し、必要な体制に移行できるよう、職員行動マニュアルの見直しを実施してまいります。 次に、産業のまちの景色についてでございますが、スイカの作付面積の維持・拡大のための方策はとの御質問につきましては、本市の宝である富里のスイカを守るために、令和3年4月に制定した富里市すいか条例を契機に、スイカをテーマとした電車の中づり広告やポスターを活用した広報活動を展開し、富里のスイカの魅力向上に努めてまいりました。 また、スイカ生産における労働力の確保と作付面積の維持・拡大のため、生産者や関係機関との意見交換の実施や、スイカ生産における機械化や省力化について、日本大学理工学部の協力により、ロボット技術等の活用についての研究など、様々な取組を実施しております。 さらには、平成23年度から交付している、すいかの里生産支援奨励金について、令和4年度は、前年度より作付面積を拡大した生産者に対し、奨励金の交付率を上げることで作付面積の維持・拡大を図ってまいります。 次に、鳥獣被害対策実施隊への支援体制をどのように考えているのかとの御質問につきましては、実施隊は、実際に有害鳥獣対策を行う組織として、平成31年4月に、富里市有害鳥獣被害防止対策協議会の下に設置されました。 令和3年度の実施隊員数は56人でございますが、免許取得費用の一部補助の継続により、地域ごとに計画している隊員数の充実に努めてまいります。 また、実施隊員の活動において必要となる、わな等の資機材の充実を図ることや、現地診断会等の講習会を開催し、獣害対策の取組を周知してまいります。 なお、富里市有害鳥獣被害防止対策協議会は、実施隊が行う活動による取組が地域に貢献していると認められ、令和4年2月16日に、鳥獣対策優良活動表彰の農林水産省農村振興局長賞を受賞されています。 今後も引き続き、実施隊員や富里市農業協同組合などの関係機関と連携し、被害防止対策を強化してまいります。 次に、観光・交流拠点施設「末廣農場」の進捗状況はとの御質問につきましては、整備工事は、令和4年3月末の完成を目指し、建築工事、外構工事を並行して進めており、本市と包括連携協定を締結している日本大学芸術学部デザイン学科の協力を得て、施設の愛称ロゴが作成され、建物の看板等に活用していくこととなっております。 また、本施設の基本コンセプトである「富里に来たら最初に訪れる、富里の農の歴史や末廣農場の歴史を伝え、そして富里の今を味わえる拠点」を具現化するために、管理運営を行う指定管理者においては、かつての近代農場であった末廣農場から引き継がれた市内の豊かな農畜産物や、その加工品の販売、それらを使用した料理を提供するため、地域の関係事業者と協議を進めております。 なお、末廣農場への出品者については、令和4年2月1日から募集し、2月10日に64事業者に対し、出品者説明会を開催したところでございます。 次に、自然・生活環境の景色についてでございますが、富里市森林再生プランの推進方策につきましては、令和3年9月16日に、千葉県森林組合と森林再生の推進に関する協定を締結し、木材利用のほか、木質バイオマスを再生可能エネルギーへ活用することにより、森林整備の推進が図られるよう、連携して取り組んでおります。 富里市森林再生プランに基づく森林整備につきましては、現在8件の申込みがあり、令和4年度には、順次、伐採作業が始まる予定ですので、再生プランの活用を希望する森林所有者に対して、今後も積極的にコーディネートを行ってまいります。 また、森林整備の支援として、危険木の処理や伐採等の作業に必要な進入路などの整備に係る経費を助成する制度を令和4年度から実施することにより、森林再生プランの推進に努めてまいります。 次に、紙類・布類のごみ収集場所での収集方法の具体的な内容はとの御質問につきましては、可燃ごみや不燃ごみと同様に、市内を北部地区A・B、南部地区A・B及び日吉台地区の5地区に分けて、各地区とも月2回の収集とし、収集日は、他のごみの収集日と重ならない日としております。 また、紙類・布類の収集場所への出し方につきましては、市民の皆様の御負担が重ならないよう、自治会や子ども会等で行われている資源回収運動での出し方と同様とし、紙類は、段ボール紙、雑誌、新聞、雑がみ、紙パックの種類ごとにひもで束ね、布類は、衣類、布製品、革製品を雨に濡れないように透明なビニール袋に入れて出していただきます。 紙類・布類の収集場所での分別収集を実施し、排出機会を増やすことで、市民の皆様のさらなる利便性の向上を図り、資源化を推進するとともに、可燃ごみの減量に努めてまいります。 次に、教育のまちの景色についてでございますが、教職員が作成した教材等の職員間での共有化の具体的な事例はとの御質問につきましては、学校ごとに授業で活用する学習教材、宿題等を校務パソコンに蓄積し、共有しております。 教職員は、蓄積した教材から児童の実態に合ったものを選択し、修正を加えたものを活用することで学習効果を高めております。 現在、学校単位での共有となっておりますが、今後、校務支援システムを活用し、今まで学校単位で共有していた教材を市内全教職員が新たに共有できる体制を構築し、これまで以上に授業の幅の広がりを持たせるとともに、児童・生徒の学力向上を図ってまいります。 次に、令和4年度における旧岩崎家末廣別邸の活用方策はとの御質問につきましては、観光・交流拠点「末廣農場」のオープンに合わせ、庭園の休園日を除き、全日開放を実施いたします。 また、来場者の満足度向上のため、令和3年度は、公園の整備として、外構工事を実施しているところでございます。 令和4年度は、園路の一部バリアフリー化や建物のサインボードの設置を予定しており、主屋の修復につきましても、富里市文化財保存活用地域計画が文化庁の認定を受けたことから、芸術文化振興費補助金を活用し実施する予定でございます。また、様々なイベントを企画し、多くの皆様に来場していただけるよう、実施してまいります。 公園の整備に加え、建物の修復を実施することで、多くの来場者を迎え入れ、文化資源の保存・活用を推し進めるとともに、魅力ある安らぎの空間を創出し、観光・交流拠点の形成を目指してまいります。 次に、連携と交流のまちの景色についてでございますが、とみさとファンクラブ創設の意義と具体的な事業はとの御質問につきましては、新たな魅力発信ツールとする「とみさとファンクラブ」は、市民の皆様に、自らが暮らすまちに愛着や誇りを感じてもらうとともに、市外にお住まいの方にも、本市の魅力を広く知っていただくことで、応援していただけるファンを募り、ファンと行政、そして市内事業者の協力の下、一体となって魅力あるまちづくりを目指し、創設するものです。 創設の意義を推し進める具体的な事業につきましては、令和4年4月から募集を開始し、会員となることの魅力、また、会員が感じる魅力を広めたくなる事業として進めてまいります。 まず、募集方法につきましては、市広報紙や市公式ホームページ、SNSなどで周知するほか、各種イベントで特設ブースを設置するなど、広く募集を行います。 開設初年度である令和4年度の会員目標数につきましては、市制20周年記念会員として3,000人の獲得を目指します。 本事業に様々な場面で御協力いただく市内事業者につきましては、協賛団体として富里市農業協同組合、富里市商工会に御協力いただくこととなっております。 また、協力事業者の募集につきましては、富里市商工会の御協力をいただき、回覧による周知を行うほか、あらゆる媒体を活用して多くの事業者の募集を行うとともに、令和4年4月にオープンを予定している観光・交流拠点施設「末廣農場」の指定管理者にも御協力いただけるよう協議を進めております。 会員への特典やサービス提供につきましては、令和4年度は、先着3,000人の会員に市制20周年記念事業キャラクター「とみさとすいかうま」をデザインした会員証の発行と、ミニタオルの贈呈を計画しております。 また、市内協力事業店での購買などでスタンプを集めた方や、SNSで市の魅力を発信していただいた方を対象に、特産品が当たる抽せん会を行うなど、市民の皆様はもとより、遠方の方でも本市を応援していただけるよう取り組んでまいります。 魅力情報の発信につきましては、農畜産物や観光、イベントなどの情報を市公式ホームページやSNSを活用して広く発信していくことで、関係人口の拡大となる取組としても進めてまいります。 次に、行政経営の景色についてでございますが、旧洗心小学校の有効活用検討の進捗はとの御質問につきましては、当該施設については、千葉県の「空き公共施設活用可能施設」に登録し、3事業者から打診があり、それぞれの提案を基に事業者ヒアリングを行ったところでございます。 ヒアリングでは、有効活用を行う上で、地域の活性化や避難所としての使用を前提に実施いたしましたが、事業者からは、地域貢献について積極的に取り組みたいとの意見をいただいているところです。 同時に、社会福祉法人からも、候補地の一つとして考えたいとの意見もあり、並行して検討を進めているところでございます。 また、有効活用への課題として、施設の老朽化による雨漏り等があることから、事前修繕の範囲についても検討を行っております。 旧洗心小学校については、公共施設の少ない地域の中で、貴重な地域コミュニティや地域活動の拠点であったこと、また、閉校後も地域のための施設として活用していた経緯もあることから、地域住民との情報共有をしつつ、経営的視点も取り入れながら、早期利活用の実現に向けて進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) 丁寧な御答弁、ありがとうございました。 今回質問いたしました個々の項目につきましては、それぞれ議案の上程もございますし、今後、予算審査特別委員会等の審議も予定されております。そういうことから、今回は再質問いたしません。 本市にとって、令和4年度は市制20周年の大きな節目の年であり、一方で、本市の羅針盤として新たに制定されます富里市総合計画の元年でもあります。市長が常々言われております市民起点に基づいた、市民の立場と経営の視点に立った成果重視の行政経営への転換に取り組みながら、新たな総合計画の着実な進行管理を行っていただくことを強く願いまして、自民の会の会派代表質問を終わります。 ○議長(野並慶光君) これで富里自民の会の会派代表質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後0時10分 休憩             …………………………………              午後1時00分 開議出席議員  15名欠席議員   3名 岡野耕平君   鈴木英吉君   猪狩一郎君 ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、公明党の会派代表質問を許します。 公明党代表、布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 公明党の布川好夫です。会派を代表して、三点について質問を行います。簡潔で分かりやすい答弁をよろしくお願いいたします。 オミクロン株の収束が見えない、まん延防止等重点措置発令が延長され、市民はここ2年間、不安の中、新型コロナウイルス感染症対策で生活自体が変わり、不便を感じております。新しい生活様式は、どうすればいいのか。行政の役割は、一瞬たりとも気を緩めない状況です。市民生活を守るため、市長をはじめ教育関係、消防関係、市職員の皆さん、対応をよろしくお願いいたします。 そして、医療関係者、高齢者施設、障害者施設等の皆さん、誠に感謝申し上げます。よろしくお願いいたします。 それでは、三点にわたり質問をさせていただきます。1 新型コロナワクチン接種について (1)3回目の接種について (2)5歳から11歳までの接種について2 施政方針について (1)カーボンニュートラルについて (2)SDGsの取組について (3)待機児童の解消について (4)地域包括支援センターについて (5)人間ドック助成について (6)地域公共交通について  ア 新デマンド交通について  イ 後期高齢者ドア・ツー・ドアについて (7)災害対策の強化について (8)防犯、交通安全の充実について  ア 道路照明、標識一斉点検について (9)末廣農場と旧岩崎家末廣別邸について (10)市制20周年事業について  ア とみさとファンクラブについて  イ その他の事業について3 市の取組について (1)義務教育の外国語教育について (2)外国人との共存共栄について (3)コンパクトシティについて よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 公明党代表、布川好夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。 ◎市長(五十嵐博文君) 公明党、布川議員の会派代表質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育長がお答えいたします。 まず、新型コロナワクチン接種についてでございますが、3回目の接種につきましては、令和3年12月から医療従事者等の接種を開始し、市民への3回目接種につきましては、国の方針に基づき、接種間隔の前倒しを行い、令和4年1月24日から市内個別接種協力医療機関にて接種を開始しております。また、2月6日からは、市保健センターを会場として集団接種を実施しております。 3回目の接種状況については、接種対象者4万5,864人に対して、2月13日現在で5,512人の方が接種し、接種率としては12.02パーセントで、県の接種率9.74パーセントに対して、本市は2.28ポイント上回っている状況となります。 次に、5歳から11歳までの接種についてでございますが、接種の対象人数は、令和4年1月末日時点で2,524人となっており、令和4年3月からの接種開始に向け、小児科を持つ4か所の市内個別接種協力医療機関との調整を進めており、2月末の発送に向けた接種クーポン券の準備や、予約システムの改修等も併せて行っております。 今後も、安心・安全で円滑なワクチン接種に向け、引き続き接種体制の確保を図るとともに、市民の皆様がスムーズに接種していただくための情報を提供してまいります。 次に、施政方針についてでございますが、カーボンニュートラルにつきましては、次期富里市環境基本計画において、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取組として、地球温暖化防止対策の推進及び気候変動への対応の推進を個別目標として新たに掲げております。 その目標に係る環境施策は、省資源・省エネルギーの推進や温室効果ガス吸収量増加の推進から、地球温暖化対策事業として取り組む住宅用省エネルギー設備導入の推進や、富里市森林再生プランに基づく森林の再生と木質バイオマスの活用などとしております。 これらの環境施策について、市民、事業者の皆様と行政が一体となって、環境負荷の低減に向け、ごみの減量、エネルギー使用量の低減などに、「みんなで取り組むまち」として、環境に配慮した行動を協力・協働で実践し、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。 次に、SDGsの取組についてでございますが、経済成長や気候変動対策といった様々な課題の解決を図るため、基礎自治体による積極的な取組が求められています。 本市では、これまでも、SDGsと同じ方向性の取組を進めてきたところですが、本市の将来にわたる持続的な発展を図る上では、引き続き本市自らが積極的にSDGs達成に寄与する取組を進めていく必要があります。 このため、令和3年2月に、富里市の持続可能なSDGs推進の基本的な考え方を庁内全体に示し、職員研修によりSDGsの理念や意義等の理解を深めるとともに、新たな総合計画にSDGsの理念を取り込みつつ、地域福祉計画や環境基本計画などの個別計画等へのSDGsの要素を反映するなど、関係部署相互の連携を図ってまいりました。 一方、若者たちがSDGsの目標達成に向けて、自らまちづくりに参加することを目的とした若者プロジェクトチームを立ち上げ、SDGsの観点を踏まえながら、地域の課題解決に向けた活動を行うとともに、市民の方も参加ができる公開学習会を開催するなど、SDGs推進のための取組を行っております。 また、令和3年11月に、三井住友海上火災保険株式会社とSDGs達成に向けた包括連携に関する協定を締結したことから、官民連携による企業のSDGs達成に向けた取組を進めているところです。 今後も、SDGsの理念や意義、必要性、関連情報を積極的に発信するなど、あらゆる機会を通じて理念の共有や理解の向上に向け、市民等への情報発信及び普及啓発に取り組むとともに、各施策を展開する中で、全庁を挙げてSDGs達成に寄与する取組を推進してまいります。 次に、待機児童の解消についてでございますが、保護者の就労形態の変化や核家族化による保育ニーズの多様化に対応し、小規模保育施設や認定こども園等への支援を行い、令和2年度は2園、令和3年度は1園の小規模保育施設が開所いたしました。 令和4年度は、新たに小規模保育施設の開所と民間幼稚園の認定こども園への移行が予定されております。 現在、新規保育施設の開所などにより待機児童の解消に取り組んでおりますが、待機児童の数につきましては、令和2年4月時点では56人のところ、令和3年4月時点では18人と減少いたしました。 令和4年4月の待機児童の数は、現在調整中でありますが、待機児童ゼロに向け、今後も引き続き、保育施設の充実や、民間特定教育・保育施設等への支援に努めてまいります。 また、全国的に保育士不足が社会問題となっていることから、他の自治体と同様に保育士の処遇改善に努めるとともに、民間の保育事業者との連携を強化し、保育士確保による保育利用定員の維持・拡充を図ることで、待機児童の解消に取り組んでまいります。 次に、地域包括支援センターについてでございますが、高齢者の増加により、現在約7,500人を管轄する中部地域包括支援センターを、富里小学校区と根木名小学校区を所掌する中部東地域包括支援センターと、富里第一小学校区と七栄小学校区を所掌する中部西地域包括支援センターに分割いたします。 これにより、既存の北部地域と南部地域を加え、現在の3か所から計4か所の委託型地域包括支援センターとし、各地域の管轄人口を約3,000人から4,000人程度に平準化することで、よりきめ細やかな相談体制を構築いたします。 今後も引き続き、安心して御利用いただける地域包括支援センターの運営に努めてまいります。 次に、人間ドック助成についてでございますが、本市では、40歳以上の国民健康保険被保険者及び後期高齢者医療制度被保険者で、市税等の滞納世帯でない方に対して助成しており、令和4年1月末日現在の申請件数は418件、前年度比で117件増加しております。 被保険者の疾病の早期発見及び早期治療に役立て、健康寿命の延伸とともに医療費の適正化を図る観点から、近隣市町の助成状況を参考に検討した結果、令和4年度から人間ドックの検査費用の助成率を5割から7割に、限度額を2万円から3万5,000円に引き上げる予定でございます。 次に、地域公共交通についてでございますが、新デマンド交通につきましては、現在、高齢化の進行による交通需要と利用者ニーズが多様化する中、市民にきめ細かやかに対応するための、本市では初めてとなる地域公共交通計画を策定しているところでございます。 鉄道駅のない本市では、自動車利用が進み、高齢者においては免許返納ができない状況など、様々な課題がある中、地域の実情に即した公共交通体系の構築、地域一体となって取り組む体制づくり、地域における輸送資源を総動員した持続可能な公共交通体系の構築を目指し、デマンド交通の拡充をはじめとする、12の柱を基に事業を展開してまいります。 具体的な取組といたしましては、本市では、これまで、市内の主要施設を連絡する「さとバス・デマンド交通」を運行し、民間路線バスやタクシーなどの公共交通を補完する役割を担ってきましたが、ニーズに合っていない現状や高齢化への対応などの課題を解決するため、12の柱のうち、市民の足として御利用いただいている「さとバス」と「現デマンド交通」を「新デマンド交通」に転換いたします。 新デマンド交通では、既存バス路線を補完しつつ、利便性の向上を目指し、市内の乗降ポイントを倍増するとともに、地域に接する移動ニーズの高い、JR・京成成田駅や成田赤十字病院、酒々井プレミアムアウトレット等への乗り入れについて協議を進めてまいります。 また、予約の不便さを解消するため、1時間前までの予約を30分前に短縮することや複数日予約を可能とするなど、利用しやすい環境を整えるとともに、運行日を平日運行から365日運行へ拡大し、運行時間を9時間から3時間延長して12時間とすることで、子供から高齢者まで全ての市民が利用しやすい地域交通を目指してまいります。 次に、後期高齢者ドア・ツー・ドアについてでございますが、高齢化が進む中、高齢者に優しい地域交通を目指し、ニーズ調査で御意見の多いドア・ツー・ドア方式について、「75歳以上」または「65歳以上で自動車運転免許を保持していない方」を対象に、実証運行による検証を行ってまいります。 今後は、実証運行により、利用状況や経営状況等の確認・分析を行い、利用しやすい地域交通を目指してまいります。 次に、災害対策の強化についてでございますが、「災害などのリスクから地域を守り 安心して暮らせる安全なまち」を目指し、大規模災害が発生した際も機能不全に陥らない強靱なまちづくりを進めるため、災害への事前の準備や対策の取組が着実に実行できるよう、令和3年2月に策定いたしました富里市国土強靱化地域計画を推進してまいります。 また、大規模災害が発生した際の自治体や防災関係機関、民間事業者との連携体制の整備を目的とした、災害時応援協定を締結している63協定の締結先と情報を共有するなど、平常時からさらなる連携を図るとともに、新たな協定の締結にも取り組んでまいります。 引き続き、災害に備え、準備や対策に取り組み、災害時の被害軽減や被災からの早期復旧に努めることが可能となるよう、官民連携を推進し、防災体制の強化を図ってまいります。 また、災害等に備える取組として、防災・防犯メール登録の推進や、災害時に必要な食料や備品等の計画的な整備・備蓄に努めるほか、各地域の自主防災組織への育成・支援として、地域で実施する防災訓練等へ職員を派遣するとともに、防災資機材の購入に係る経費に対して補助制度を活用していただくなど、地域防災力の向上に取り組み、災害対策の強化に努めてまいります。 次に、防犯・交通安全の充実についてでございますが、道路照明、標識一斉点検につきましては、道路法施行令の規定により、道路附属物である道路照明灯や標識等について、おおむね10年に一度の頻度で適切な方法により点検することとされているもので、前回は平成25年度と平成26年度に一斉点検を行い、点検結果に基づき、計画的に修繕を実施したところでございます。 令和4年度につきましては、道路照明灯134基、大型標識17基、警戒標識等389基について、近接目視、触診や打音による施設の点検を令和4年10月をめどに実施した後、修繕計画を策定し、令和5年度から対策の必要となる施設の修繕を進めていく予定となっております。 一斉点検により計画的な施設の更新を図り、良好で安全な道路環境の構築に努めてまいります。 次に、末廣農場と旧岩崎家末廣別邸についてでございますが、末廣農場は、大正から昭和20年代にかけて本市に存在した先進的実験農場であり、また、旧岩崎家末廣別邸は、岩崎久彌氏が末廣農場の経営に携わって以降、農場に滞在する際の邸宅として当時の農場内に建てられた建築物です。 現在、当時の末廣農場は時代背景により閉場に至り、また、旧岩崎家末廣別邸は国登録有形文化財として保存されております。 この歴史ある農場跡地に、当時の末廣農場とは形を変え、現代によみがえらせる観光・交流拠点施設「末廣農場」と、歴史的価値の高い旧岩崎家末廣別邸を「旧岩崎久彌末廣農場別邸公園」として整備してまいります。 観光・交流拠点施設「末廣農場」につきましては、令和4年3月末の完成を目指し、建築工事、外構工事を並行して進めており、指定管理者においては、末廣農場から引き継がれた市内の豊かな農畜産物やその加工品の販売、それらを使用した料理を提供するため、地域の関係事業者と協議を進めているところでございます。 次に、旧岩崎家末廣別邸につきましては、観光・交流拠点施設「末廣農場」のオープンに合わせ、庭園の休館日を除き、全日開放を実施いたします。 また、来場者の満足度向上のため、令和3年度は外構工事を実施しており、今後も社会資本整備総合交付金を活用した公園整備を継続してまいります。 また、主屋についても、富里市文化財保存活用地域計画が文化庁の認定を受けたことから、芸術文化振興費補助金を活用し、修復を実施する予定でございます。 首都圏や成田空港からの有利なアクセス性を生かし、末廣農場と旧岩崎家末廣別邸が一体となり、将来像である「持続的に発展する拠点」、「着地型観光の拠点」の形成を目指してまいります。 次に、市制20周年事業についてでございますが、本市は、平成14年4月1日に千葉県内33番目の市として誕生し、令和4年4月1日に市制20周年を迎えます。 市制20周年という節目の年を市民の皆様と一緒にお祝いするとともに、豊かで美しい自然と本市が積み重ねてきた歴史や先人たちの功績を見詰め直し、我がまち「富里」への誇りと愛着をさらに深める機会とし、年間を通じて市民の皆様と心をひとつにして市制20周年を記念する事業を展開してまいります。 まず、市制20周年事業の冠事業に位置づけました「とみさとファンクラブ」についてでございますが、本事業は、市制20周年を契機とし、令和4年度から新たな魅力発信ツールとして、市民の皆様に、自らが暮らすまちに愛着や誇りを感じてもらうとともに、市外にお住まいの方にも、本市の魅力を広く知っていただくことで、応援していただけるファンを募り、ファンと行政、そして市内事業者の協力の下、一体となって魅力あるまちづくりを目指し、創設するものです。 会員となることの魅力、また、会員が感じる魅力を広めたくなる事業として、まず、ファンクラブ会員を募集します。募集方法につきましては、市広報紙や市公式ホームページ、SNSなどで周知するほか、各種イベントで特設ブースを設置するなど、広く募集を行います。 開設初年度である令和4年度の会員目標数は、市制20周年記念会員として、3,000人の獲得を目指します。 次に、本事業に様々な場面で御協力いただく市内事業者につきましては、協賛団体として富里市農業協同組合、富里市商工会に御協力いただくこととなっております。 また、協力事業者の募集につきましては、富里市商工会の御協力をいただき、回覧による周知を行うほか、あらゆる媒体を活用して多くの事業者の募集を行うとともに、令和4年4月にオープンを予定している観光・交流拠点施設「末廣農場」の指定管理者にも御協力いただけるよう、協議を進めております。 次に、会員への特典やサービス提供につきましては、令和4年度は先着3,000人の会員に、市制20周年記念事業キャラクター「とみさとすいかうま」をデザインした会員証の発行とミニタオルの贈呈を計画しております。 また、市内協力事業店での購買などでスタンプを集めた方や、SNSで本市の魅力を発信いただいた方を対象に、特産品が当たる抽せん会を行うなど、市民の皆様はもとより、遠方の方でも本市を応援していただける取組を展開してまいります。 魅力情報の発信につきましては、農畜産物や観光、イベントなどの情報を市公式ホームページやSNSを活用して広く発信していくことで、関係人口の拡大となる取組としても進めてまいります。 次に、その他の市制20周年事業についてでございますが、記念事業といたしまして、新型コロナウイルス感染症の状況によって事業内容が変更となる場合がございますが、子供たちの運営の下、記念セレモニーを実施してまいります。 記念セレモニーでは、市制20周年の記念すべき節目を契機に、市民や地域、企業等が元気なまちを目指して、各施策につなげるための「(仮称)とみさと元気なまち宣言」を行ってまいります。 また、広報とみさと令和4年4月号の別冊として、富里市の魅力、これまでの歩みや、市制20周年の事業一覧などを掲載した記念号を発行してまいります。 さらに、子供たちの富里への愛着を深めるため、未来の自分や富里への思いを表した「未来への手紙」を小・中学生から募集し、発表会を開催するほか、市制20周年記念ロゴマークやキャラクターをデザインしたクリアファイルを作成し、市内の小・中学生へ配布するとともに、市制20周年を市民の皆様と一緒にお祝いするため、全世帯に記念品をお配りしたいと考えております。 また、まつり等の市主催事業や市民主催イベントに「市制20周年記念」等の冠を付して実施する冠事業や、民間事業者との連携による取組を通じて、市制20周年を一体となって盛り上げてまいります。 次に、市の取組についてでございますが、外国人との共存共栄につきましては、本市の総人口に占める外国人住民比率の高まりから、外国人住民と日本人住民が積極的にコミュニケーションを図り、互いの文化の違いを理解しながら、富里で暮らす地域住民であるという認識の共有化が重要であると考えております。 このことから、これまで外国人住民との円滑なコミュニケーションを支援する方策といたしましては、市民の皆様に向けてスマートフォン用多言語音声翻訳アプリを紹介したほか、市役所各窓口に多言語音声翻訳機器を導入し、行政サービスの向上を図ってまいりました。 令和3年度におきましては、外国人住民に対する窓口支援体制のさらなる強化を図るため、外国人住民等へのサービス向上に関する庁内アンケートや、外国人が希望する情報発信言語として注目される、やさしい日本語の習得を目指した職員研修会を開催いたしました。 また、現在、外国人住民のニーズや生活実態を把握し、必要とされる取組や行政サービスを明確にすることを目的として、日本語教室を主催している市民活動団体に御協力をいただきながら、外国人家庭や外国人が従事する店舗などを対象として、外国人住民アンケート調査を実施しているところでございます。 今後は、アンケート調査の結果を踏まえ、外国人支援窓口での相談業務や行政情報等をさらに充実させ、外国人住民が暮らしやすい環境整備を図るとともに、交流イベント等を通じて異なる文化を知る機会を創出し、日本人住民と外国人住民が地域住民として共存共栄できる多文化共生のまちづくりを推進してまいります。 次に、コンパクトシティについてでございますが、少子高齢化社会の到来やライフスタイルの変化等への対応が求められる中、平成31年4月に改訂した富里市都市計画マスタープランに掲げる将来像や、歩いて暮らせるまちづくり「コンパクトシティ」の実現を目指し、令和3年7月30日に、市街化区域と市街化調整区域を都市計画決定した昭和54年以来、42年ぶりに市街化区域内の用途地域を大幅に変更いたしました。 具体的には、生活圏を考慮しながら市街化区域を八つの地域にゾーニングし、市街化区域の約13パーセントに当たる約62ヘクタールを、主に低層住宅の建築を目的とした用途地域から、店舗や事務所などが建築可能な用途地域へ変更いたしました。これにより、スーパーマーケット等の生活利便施設をはじめとした店舗等の立地が可能になるとともに、面的な用途地域の指定により、企業が立地しやすい環境を整えたところでございます。 また、ゾーニングした八つの地域のうち、御料葉山地区においては、市街化調整区域の地区計画制度の運用により、令和4年2月8日に地区計画に関する都市計画決定を行い、生活利便施設の集積地を創出することで、子供や高齢者などが暮らしやすいまちづくりを進めております。 今後も、地域の規模やまとまりに応じて、日常生活に必要な機能等を集約したコンパクトシティの形成を目指してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。 ◎教育長(吉野光好君) 公明党、布川議員の会派代表質問にお答えいたします。 市の取組についてでございますが、義務教育の外国語教育につきましては、社会のグローバル化が急速に進展する中で、小学校では、外国語に触れたり体験したりする機会を設け、外国人とのコミュニケーションを図ることの大切さを知ることができるよう取り組んでおります。 また、令和2年度の新学習指導要領の完全実施により、これまでの外国語活動から、5・6年生は外国語科として教科化されたところでございますが、本市では、平成30年度から、教科化を見据え主体的に学習し、中学校外国語教育への素地をつくってきたところです。 中学校では、令和3年度実施の新学習指導要領により、「聞く」「話す」に係る学習が今までよりも重視されており、生徒の興味関心が高い話題や時事問題など幅広い話題について生徒自ら発表するなど、外国語を豊富に体験させ、相手の考えを理解することや自分の考えを適切に伝えたりすることで、よりコミュニケーション能力を高められるよう学習しております。 今後も、小・中学校連携した学びの接続を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 御答弁ありがとうございました。 何点か確認をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、まず1の新型コロナワクチン接種について、(1)3回目の接種についての再質問からお願いいたします。 全国的に3回目の接種が遅れているとの報道を伺います。富里市のワクチン接種に関する報道がありますが、市長は国へ交差接種への要望や、2月末までの高齢者の希望者への接種完了を目指して、担当各課のご尽力によって順調に進んでいるものと理解はしておりますが、政府は、1日100万人接種を一日も早く実現するため、職域接種や大規模接種会場が加速されています。接種券が手元にないと受けることができません。現状の2回目接種完了から6か月を経過した方や優先接種の方への接種券の配付状況についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 布川議員の再質問にお答えをさせていただきます。 追加接種のクーポン券の発送状況についてのお尋ねかと思います。 接種クーポン券の発送につきましては、令和4年1月14日から順次発送をしているところでございます。本日、2月18日時点におきまして、2月末までに接種の終了を予定しております高齢者の方々のほか、基礎疾患を有する方々に対しまして、およそ1か月強の前倒しをした上で、クーポン券の発送を完了しているところでございます。 今後、64歳以下の方々につきましても、国からのワクチンの配分状況を勘案しつつ、接種間隔を6か月まで前倒しできるよう、さらなる体制の整備に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) これから職域接種とか大規模接種を市町村の接種券がないと受けられないということですので、その辺は今後検討していただければなというふうに思っておりますし、また、100万人接種を完了するためには、市町村の協力なくして完了できませんので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 次に、高齢者が感染すると重篤になるリスクが高く、一日も早く3回目接種を希望する高齢者が多いと伺います。先ほど接種券はもうほとんど配られているということではございますが、2月末までに高齢者の方々全員が接種を完了するということの認識でよろしいんでしょうか。 また、高齢者の接種が進まない要因には、交差接種の懸念が取り沙汰されておりますが、市長の要望の効果もあって随分改善はされておりますが、ここで言う、市長の施政方針にもありましたが、ファイザーが58.4パーセント、それでモデルナが41.6パーセントという、本日の施政方針の中にあったんですけれど、これは高齢者向けにはこういった形で改善が見込まれているというふうには認識をしておりますので、引き続き、交差接種についての効果、安全性、副作用等の正しい情報を引き続きお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に移ります。 (2)の5歳から11歳までの接種について。 特例臨時接種に位置づけられた接種勧奨や努力義務の規定は原則として適用しておりますが、しかし現段階では、接種勧奨や努力義務の規定を小児には適用しないとのことで、この件について市の対応についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 小児へのワクチン接種について、予防接種法上の努力義務規定についてのお尋ねかと思いますが、小児へのワクチン接種につきましては、現在、国において、特例臨時接種としての省令改正等の準備を進めているところと聞いております。 努力義務の今後の適用いかんに関わることなく、接種を希望する市民の方が円滑に接種できる環境を構築することが、当市といたしましてはまず重要であると考えているところでございます。 また、本人と保護者がワクチン接種の判断をするに当たりまして、感染症予防の効果や副反応のリスク等につきまして十分な理解が得られるよう、細やかな情報提供と丁寧な対応が必要であると考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) そのとおりだと私も思いますし、また、小児接種の効果、安全性について、また、副作用についての説明を丁寧に行っていかなくてはいけないんではないかなと。 また、保護者や本人向けの周知、そして相談窓口について、どのように市は行われるか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) あわせまして小児接種についての保護者や本人向けの情報の周知、あるいは相談についてのお尋ねかと存じますが、小児接種につきましては、国内の感染者全体に占める小児の割合が増加しておりますので、保護者の方も接種に対して関心が高まってきていると考えております。 そのために、小児接種に関しますワクチンの効果や安全性、あるいは副反応の症状などの情報を保護者の方にお知らせする必要がありますので、接種クーポン券を発送する際に、小児ワクチンに関しますチラシも同封いたしまして周知するとともに、市ホームページなどによりまして、引き続いて啓発に努めてまいりたいと考えております。 また、相談体制といたしましては、厚生労働省においてワクチン接種に関するコールセンターを設置しておりますけれども、健康推進課に御相談があった場合には、保健師などが対応いたしまして、逐一、その都度、新しい情報を随時御提供できるような体制を整えてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも相談体制については充実をしていただきたいのとともに、教育委員会の皆さんにぜひお願いをしたいんですけれど、接種の対象者は、多くは幼稚園児と、また小学生の児童なんですね。こちらのワクチン接種を受けた方と受けていない方の学校内での差別ですかね、そういったことが起きないような、十分に注意をしていただきながら、教育委員会のお力を借りながら接種を行っていただきたいと思いますので、どうかその辺はよろしくお願いしたいと思います。 次に、施政方針に移らせていただきますが、代表質問でかなり細かく答弁もいただいておりますが、何点かについてお尋ねしたいと思います。 まず、(1)のカーボンニュートラルについてですが、次期富里市環境基本計画において、ゼロカーボンシティを実現するために、市長答弁でも、四点についてお話がございました。 これは、2050年の実現に向けて行われたものだというふうには理解はするんですが、多くの自治体でゼロカーボンシティという形で宣言をされていると。また、2022年1月末現在では534自治体で宣言をされておりますが、富里市は宣言をされる予定はあるんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長(長谷川敏彦君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 ゼロカーボンシティ宣言について本市の考えはとの御質問でございます。 令和2年10月に、国が2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会を目指すと宣言し、また、それと前後しまして、山武市が令和2年6月に、千葉県内で初となるゼロカーボンシティ宣言を行いました。 これを受けまして、本市におきましても、ゼロカーボンシティ宣言についての研究と準備を続けております。 本市においては、1世帯当たりの年間の二酸化炭素排出量や森林による二酸化炭素吸収量などから試算した結果、数値的な根拠のあるゼロカーボンシティ宣言を目指すには、森林の整備や再生エネルギーの導入などの大きな核となるものが必要であると考えられますことから、それらを踏まえた体制の整備や事業の再構築などを進めているところでございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ゼロカーボンシティの宣言を富里市も行っていただきたいなと思いますので、今後の政策に期待をしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 また、2020年度に脱炭素に取り組む自治体に対し、国が財政支援を閣議決定されておりますので、そちらの閣議決定された内容を本市でもよく研究、また検討し、活用できるような体制でお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、本市の取組として、身近なところで、例えば電気自動車の購入とか、また公共施設のLED化、それからペーパーレス化の推進で、かなりCO2の削減を計画的な形で取組が行われるんではないかなというふうには思っておりますので、その辺も含めて検討をよろしくお願いいたします。 次に、(2)のSDGsの取組についてでございますが、先ほど市長答弁でもいろいろな形でいただいておりますが、ここで一点だけお願いしたいのは、市民はもちろん、行政の内外の企業や団体等などと連携し、最近、行政、また市町村では、SDGsパートナーという形で位置づけて連携をされているというふうに伺っているんですけど、富里市もこのSDGsパートナーというような形で連携をする企業や団体を推進するということは非常に大事だと思いますが、市の考えについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 山室企画財政部長。 ◎企画財政部長(山室俊夫君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 企業や団体等などと連携してSDGsパートナーとして推進することが重要だと思うが考えはどうかということでございますが、市内外の企業や団体などと連携してSDGsパートナーとしてSDGsを推進していくことは非常に重要であると認識しております。 SDGs達成に向け、三井住友海上火災保険株式会社と包括連携に関する協定を締結し、民間連携による取組を進めているところではございますが、これにとどまることなく、今後も多様な企業、団体等とのSDGs達成に向けた官民連携を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) そのとおりだと思うんですね。行政だけの問題でなく、やはり企業も含めてSDGsの普及活動を推進する上で、ぜひともパートナーをつくっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次に、(3)待機児童の解消については、令和4年4月において予想される待機児童は、まだ今のところ掌握されていないということではございますが、多くの自治体では待機児童ゼロを掲げて取り組んでおりますので、私自身、令和3年度の富里市の取組については非常に評価をしているんですね。いろいろな形での民間、もしくは行政側の取組で待機児童が削減されているという、少なくなったというのは、非常にありがたいことですので、引き続き、課題を整理していただき、待機児童ゼロへの達成に向けて取組をぜひともお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは次に、(4)の包括支援センターについてお尋ねをしたいと思います。 2025年問題の団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となります。身近な地域での地域包括支援センターが増えることは歓迎いたします。 また、相談件数も増加をされているということですので、中部の中で東と西に包括支援センターができるということは非常にいいことだなというふうに思っているんですが、こちらの中部、東と西の運営体制についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 中部東、西の地域包括支援センターの委託先についてのお尋ねでございます。 中部東及び西の地域包括支援センターの受託予定者につきましては、令和3年11月に実施いたしました公募型プロポーザル選定に基づきまして、中部東地域包括支援センターは、こちら継続としまして、医療法人社団知己会、中部西地域包括支援センターは、こちら新規でございまして、社会福祉法人富里市社会福祉協議会を受託予定者としているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 体制としてどうなのかということではあるんですけれど、今おっしゃったように、社会福祉協議会に委託をされるということなので非常に安心はしているんですけれど、その辺で地域の包括支援センターということで、ぜひとも運営をしていただきたいなというふうに思っております。 そこで、もう一点ちょっと確認をさせていただきたいんですが、地域包括支援センターで高齢者のケアマネジャー介護相談については、どのような対応でなされているのか、お尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 地域包括支援センターでの高齢者のケアマネジャー介護相談についてのお尋ねでございます。 地域包括支援センターを増設することによりましてどのような効果が期待できるのかという趣旨でお答えをさせていただきたいと思いますが、ケアマネジャーの業務につきましては、地域包括支援センターでは要支援認定者の方を対象とした介護相談を行っております。 要介護認定者の方へのケアマネジメントにつきましては、地域包括支援センターでは行うことができませんけれども、必要に応じまして、地域包括支援センターの職員が介護相談業務に加わることによりまして、他事業所のケアマネジャーの負担軽減が図られることも考えられております。 なお、昨今課題とされておりますケアマネジャー不足につきましては、本市に限らず、国全体の共通事項でございますので、処遇改善などの要望を適宜行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ありがとうございます。 実は、高齢者の皆さんが最初に相談行くのが包括支援センターなんですよ。そこで介護認定の話とかケアマネジャーさんの話をそこでされて、ケアマネジャーさんは、ここらここまでの間でお好きなところをどうぞと言われてしまうと、右も左も分からない中で非常に困惑をするような状況下も見受けられますので、丁寧に対応していただきたいなということで今お話をしたわけでございますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 次に、(5)の人間ドック助成につきましては、もう近隣市町との均等化が図られているということで、非常に私も評価させていただきますし、関係課の御努力によってこういった形になったのかなというふうには思っておりますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 次に、(6)地域公共交通について、アの新デマンド交通について。 これはもう会派公明党として議会ごとに質問し、改善がされたというふうに認識をしておりますし、また今回の新デマンド交通等で市民の期待はかなり大きいものだと理解をしております。 その上で、確認します。デマンド交通乗降場所を増設し、現運行以外の市外、駅、病院、商業施設、先ほど市長答弁でもありましたが、この乗り入れは今調整中というお話で、具体的な場所もお話をされておりました。そこへは期待が私も多いと思うんですが、これ期待してよろしいんでしょうか。お尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 山室企画財政部長。 ◎企画財政部長(山室俊夫君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 新デマンド交通の市内乗降ポイントにつきましては、利用者の利便性向上のため、路線バスを補完する形で、公共公益施設や移動ニーズの多い施設を対象に増設する予定でございます。 次に、乗り入れ先につきましては、現行のJR・京成酒々井駅、JR八街駅に加え、市外の移動ニーズの高いJR・京成成田駅、成田赤十字病院、酒々井プレミアムアウトレット、千葉しすい病院、新八街総合病院、芝山道の駅等への乗り入れについて協議を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 大いに期待をしていいというふうに私は理解をいたしましたので、ぜひともよろしくお願いいたします。 次に、新デマンド交通について、365日、12時間の運行を予定しておりますということで、現システム、また運行車両の変更は考えているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 山室企画財政部長。 ◎企画財政部長(山室俊夫君) 新デマンド交通の予約システム及び運行車両についてでございますが、現予約システムの運行車両の変更予定についてですが、予約システムについては、1時間前までの予約を30分前に短縮することや、複数日の予約を可能にするなど、利用しやすい環境への改善を図ってまいります。 また、運行車両については、普通車、ワゴン車、中型車の検証を行う中で、過去の利用人数実績を踏まえ、最大の輸送人員を移送でき、効率的な乗り合い運行の提供や目的地までの速達性を考慮し、普通車両を考えております。 ジャンボタクシー等の導入につきましては、新デマンド交通へ転換する中で、事業者等からの提案も含め判断してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 多分、利用者がこういう形態であれば増えることを予想されると、やはり現状の普通車でなくジャンボタクシーというような方向性も一つの方法ではないかなと思いますので、利用者の目線でよろしくお願いしたいと思います。 次に、イ、後期高齢者ドア・ツー・ドアについて、新デマンド交通と別に運行を考えて、高齢者中心の別立てでの実証運行なのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 山室企画財政部長。 ◎企画財政部長(山室俊夫君) 後期高齢者のドア・ツー・ドアにつきましてお答えいたします。 後期高齢者ドア・ツー・ドアにつきましては、新デマンド交通へ転換する中で、現行デマンド交通の拡充と併せて、さらに高齢者にやさしい地域交通を目指すために、75歳以上または65歳以上で自動車運転免許を保持していない市民を対象に、ドア・ツー・ドアの実証運行を実施するものでございます。 なお、予約方法、運行日、運行時間などは、乗降ポイントの利用の方と同様と考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) そうしますと、別立てでなく、新デマンド交通の運用上でドア・ツー・ドアに変化していくと、お客さんがいればと、そういうような認識だということで理解はしましたので、ぜひともこれ、市民の皆さんが本当に期待をし、またドア・ツー・ドアから運行時間も含め、土日も含め、運行されるということですので、よろしくお願いしたいと思いますので、また、関係各課におきましては、こういった制度を拡充されるということは非常に御苦労があったんだなということを付け加えまして、次の質問にいきたいと思います。 (7)の災害対策の強化について。 多くの自治体で異常気象、災害対策の強化として、気象台や気象防災アドバイザーの各種研修が利用できていますと。本市の利用状況についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 気象防災アドバイザーなどの利用状況という御趣旨のお尋ねでございますが、本市において、現時点では気象防災アドバイザー、こちらを活用した研修等の実績というのはない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 多くの自治体で気象台の気象防災アドバイザーを使って気象を予想したり、いち早く周知し、また対策を組むというような、そういったアドバイザー制というのが確立されておりまして、活用している自治体がありますので、ここはぜひ研究をしていただいて、当市におかれてもこの気象防災アドバイザーを活用できるような取組をぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 では次に、(8)の防犯・交通安全の充実について、ア、道路照明、標識一斉点検についてを再質問させていただきます。 防犯や交通安全の充実として、道路照明や標識の点検・修繕は非常によく分かります。防犯や交通安全の充実は、防犯灯の増設も重要ではないかと私は認識をしているわけでございますが、本市の見解をお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 防犯灯の充実という御趣旨の御質問でございますが、防犯対策に防犯灯は有効なものと考えておりますので、充実のほう、今後も図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 市長の施政方針の中に、こういう形で防犯・交通安全ということで、充実までうたっておりますので、ぜひとも防犯灯も含めて点検・整備もお願いしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 では次に、(9)末廣農場と旧岩崎家末廣別邸について、これは先ほどの会派代表でも、るる答弁いただきましたので、まず、末廣農場についての一点だけ確認をさせていただきますが、市民は、末廣農場をいつオープンするんだと、もう2月の中過ぎていて、4月にオープンですよというようなお話をされておりますけれど、いつになったら日にちが決定されるのかというのを非常にどこへ行っても聞かれるんですね。そのたびに、4月、4月、4月と。 今の現状を見ますと、非常に遅れているんではないかという、そういった懸念もあるわけですけれど、そこの辺について市はどのように考えられているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長(長谷川敏彦君) お答えいたします。 末廣農場につきましては、4月中のオープンを目標に準備を進めておりまして、オープン日には、指定管理者におきましてオープニングセレモニーを計画しております。 しかし、現状のコロナ禍の状況や一体となって整備します旧岩崎家末廣別邸の整備状況など、これらを勘案しまして、本市にとって初めての観光・交流拠点でございますこの施設が市民の皆様が安心して御来場できるタイミングを見極めて、オープンしたいと考えているところでございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今の答弁をお聞きしますと、4月の末という形で理解をしましたので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 また、岩崎邸におきましては、庭園と、今度主屋というお話が出ておりますので、この主屋の修繕については、もう部分見学も含めて、今後検討をぜひしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 では次に、(10)の市制20周年事業で、ア、とみさとファンクラブについてお尋ねをしたいと思います。 こちらは20周年記念事業で、これ継続事業になるというふうに答弁ではございまして、初年度は3,000人の会員を集めると、目標は1万人という形でございますが、この目標1万人は、いつまでに達成する予定でいるのか、お尋ねをまずしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 何年後に1万人を達成する目標であるかという御趣旨のお尋ねでございますが、1万人の達成目標は5年後となる令和8年度を目指した目標としております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 非常に弱気な答弁だったなという気はしているんですけれど、1万人で、3,000、3,000、3,000だったら、3年後ではないかなという、それぐらいの意気込みでやっていただきたいなというふうには思いますし、また、今回のこの事業について、連携するのは非常に大事ではないかなと思うのは、富里市の観光協会、こことの連携というのはどのように考えられているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 当然、市内のいろいろな団体との連携というのは重要視しておりますので、今後、観光協会、またその他の関係団体も含めまして御協力いただきながら取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 観光協会等というお話が全然出てこないもんですから、ちょっと蚊帳の外で事業が進んでいるんではないかなと思いまして確認をさせていただきましたので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、その他の事業については、市長答弁であったので、割愛をさせていただきます。 3の市の取組についてお尋ねをしたいと思いますが、(1)の義務教育の外国語教育について、なぜ3番目にお話をしたかというと、市長の施政方針の中に、外国語教育ということについて一言も触れていなかったもんですから、あえて外に出させていただいたわけです。 教育関係の施政方針の中でも、非常に残念だなといういうふうに僕は理解をしておりますし、また、富里市の子供たちのために、やっぱり空港圏という大事な土地柄ではありますので、この外国語教育についての充実をぜひともお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 これ答弁は結構ですので、よろしくお願いをいたします。 (2)の外国人との共存共栄については、非常に前向きな形で、市役所の担当課のほうが外に出てアンケート調査をするという、今までいない形で行われて、外国人の方の掌握をしていこうということですので、ここはもう期待を込めて、本当によかったなということで、また、そのアンケートの結果をもって、ぜひとも今後の施策に生かしていただきたいなというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 最後に、(3)のコンパクトシティについてということで、答弁では、富里市ではゾーニングした八つの地域の規模やまとまりに応じた日常生活に必要な機能等を集約したコンパクトシティということを目指しているんだということで、特化して、先ほど葉山地区の話をされておりましたが、個々に地域状況が違いますので、またこれは一つ一つ、今後確認をしてまいりたいと思いますんで、今日は代表質問ですので、今後にさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 私のほうは、これで終わりにさせていただきますので、どうか新年度に向けて、また新年度で大きな事業がめじろ押しですので、市民が本当に期待をしているということを付け加えさせていただきまして、私の質問を終わりたいと思います。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(野並慶光君) これで、公明党の会派代表質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後2時08分 休憩             …………………………………              午後2時15分 開議出席議員  15名欠席議員   3名 岡野耕平君   鈴木英吉君   猪狩一郎君 ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、とみさと至誠会の会派代表質問を許します。 とみさと至誠会代表、櫻井優好君。 ◆(櫻井優好君) とみさと至誠会の櫻井です。市長の令和4年度施政方針について、会派代表質問をいたします。 冒頭、富里市においても新型コロナ感染症の罹患者が若年層にも拡大し、園、また各種施設においても発生している状況で、毎日多数の感染者数が報告されております。今後もさらに再拡大が懸念されるところであり、高齢者の重症化、また、お気の毒に亡くなられる方が増えているということも重ねて報告をされております。 今この厳しい現実の中、市当局をはじめ、医療機関等関係各位の皆様におかれましては、様々な角度からの御尽力をされていただいていることに感謝を申し上げるところでございます。 また、専門家の方々からは、今ワクチン接種が進み、検査体制の充実、経口薬が開発されるなどを期待していると言われているところでございますが、いずれにいたしましても、一日も早く、コロナ感染が収束することによって、元の市民生活が取り戻せることを望んでやまないところでございます。 それでは、令和4年度の施政方針から、大きく三点にわたり質問をいたします。 初めに、(1)の組織改編についてでございますが、施政方針で示された内容は、実績についての経過報告であり、その成果を実感されておられますが、では、これからどのような変化をもたらす組織改編であり、過去の行政改革との違い、今言われているところの市政の効率的経営や重要施策の推進、市有財産の利活用等々ございますが、それらが行政改革との違いとして、どのように我々が見ていくべきか、お伺いをいたします。 次に、新たな課に公共交通推進班の設置とありますが、策定される富里市地域公共交通計画に盛り込まれた最たるものは何か、すなわち当市の地域事情と現実を見据えての対策、現状の実態強化につながるまでの期待感を持ってよいのか、お尋ねをいたします。 次に、環境課の班編成の見直しになることによる市独自の対策が新たに打ち出されるのかをお伺いしたいんですが、いわゆる環境基本計画の温室効果ガス排出量削減の推進、また再生可能エネルギーの導入等々、大きな風呂敷の中にある問題点の中で、我々富里市においてゼロカーボンシティを目指すには、地域の特性からも道のりは大変厳しいと思うわけでありますが、CO2削減に関する考え方、これを含めてお示しを願います。 次に、(2)令和4年度の予算編成についてですが、詳細は予算委員会でお伺いいたしますが、一つだけお尋ねするところでございますが、コロナ感染症への対応を最優先としたコロナ予算との複合予算となっているんではないかと思われますが、持続可能な財政基盤の確立を目指す上で、自主財源、交付税措置、起債発行等から、客観的に見てどのような予算編成であったかと思われることについてお伺いをいたします。 次に、(3)主要施策の概要にある基本構想に掲げる八つの政策についてですが、御案内のとおり、総合計画として10年の基本構想として示されているものだと認識しておりますが、順に申し上げますが、まず、「福祉のまちの景色」についてですが、現在、富里市は福祉分野において、地域福祉計画と地域福祉活動計画が令和4年度から令和8年度までの計画で作成されておりますが、また、児童福祉は第2期富里市子ども・子育て支援事業計画の中で、さらには保育サービスの充実は学童クラブの新設ということで、これは結果が出ております。高齢者福祉は高齢者保健福祉計画の第8期介護保険事業計画、障害者福祉は基幹型相談支援センターの設置、このように計画が充実されている中、ぜひこの事業計画を滞りなく実行していただきたいと思っているわけですが、基本計画の10年の中の実行実施計画の3年というものの中で、このような計画がしっかりと対応されることを願っているところでございます。 そこで、一点お伺いしたいのは、今回の社会福祉協議会への職員1名の派遣については、改革を前提にこの案が策定されたのか、どのような期待感があるのか、我々や市民に分かりやすい説明が必要と思いますが、お答え願います。 次に、「都市基盤の景色」でございますが、都市計画マスタープランの構想が継続される中、成田空港機能強化に対する市の対応策、また七栄北新木戸地区の良好な市街地形成、七栄北新木戸地区には隣接する調整区域もございます。そして、(仮称)南部構想地区計画プランによるまちづくりなど、多様な構想が示されていることは承知しておりますが、一点、心配、憂慮されるのが、都市計画道路3・4・20号成田七栄線の用地買収等、今回の関連事業も併せ早期の計画達成についてはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 次に、「安心・安全なまちの景色」でございますが、富里市の国土強靱化地域計画の策定、また見直しをされているとのことですが、災害などのリスクに対する問題提起の中で、自主防災組織等との連携が重要視されている中で、体制の整備を含め地域全体の把握ができているのか、お伺いいたします。 次に、「産業のまちの景色」でございますが、農業を基幹産業と位置づけ、追加条例などの制定などによる問題提起、また、商工業活性化などの考え方、これらの取組についていかがか、お伺いいたします。 次に、「自然・生活環境の景色」、山林所有者も、高齢化などで管理に意欲が見られなくなり、荒廃した山林も各地域でかなり見受けられるところですが、森林再生プランに基づく環境保全の在り方としては、市がどこまでのスタンスで、このようなことについて取り組んでいかれるのか、お考えをお示しいただきたいと思います。 次に、「教育のまちの景色」でございますが、GIGAスクール構想の下、環境整備がしっかりと整えられ、全ての子供たちが地域の中で様々な連携の下、しっかりと育成される環境にと考えますが、また、教育施設の複合的活用についても積極的に考えを望むところでございますが、これらについての御所見をお伺いいたします。 次に、「連携と交流のまちの景色」でございますが、空港隣接地としての富里市の魅力発信については、情報提供などにより、各種方面との連携協力により、まちづくりに対する新鮮な取組についての考え方をお示しすべきだと思いますが、お伺いいたします。 最後に、「行政経営の景色」でございますが、「運営から経営へ」との方向性をお示しでございますが、経営理念が職員全体に浸透され、無駄をなくし、利益を追求することができるのか、これが大変重要な取組であると思いますが、市民にしっかりと理解されるよう説明責任がおありになると思いますが、お伺いいたします。 以上、八つの項目も含め、よろしく御答弁のほどお願い申し上げます。 ○議長(野並慶光君) とみさと至誠会代表、櫻井優好君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。
    ◎市長(五十嵐博文君) とみさと至誠会、櫻井議員の会派代表質問にお答えいたします。 まず、令和4年度富里市施政方針についてでございますが、組織改編につきましてば、新たな富里市総合計画の将来像を実現するために、基本構想に掲げる八つの政策を実現するための行政力強化の基盤となる行政組織の改編を行うものでございます。 本市の羅針盤となる新たな総合計画がスタートする令和4年度を契機に、企画財政部企画課に経営戦略室の機能を含め「経営戦略課」に改称し、政策提言及び総合計画に掲げる主要施策を力強く推し進めてまいります。 経営戦略課が市の行政全般の中心を担い、成果重視の行政経営への転換に取り組み、重要施策の推進を図るほか、市有財産の利活用など、市民起点に基づき持続可能で良質な市民サービスの提供を目指してまいります。 次に、令和4年度の班編成の主な改編につきましては、誰もが利用しやすい新たなデマンド交通へ転換するとともに、高齢者にやさしい地域交通を目指したドア・ツー・ドア方式の実証運行による検証を行うなど、富里市地域公共交通計画を確実に実行するため、経営戦略課内に「公共交通推進班」を設置いたします。 改編により、市民の移動ニーズが多様化する中、少子高齢化社会において、市民の暮らしを守り、地域一体となって取り組む持続可能な地域交通の推進を図るために、特に鉄道駅がない本市の地域特性や、路線バスを補完する「さとバス・デマンド交通」の利用状況を踏まえ、市民の移動ニーズに対応した利便性の高い公共交通を目指します。 次に、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取組を含め、環境施策を総合的かつ体系的に推進することから、環境課を「環境保全班」、「環境対策班」、「環境衛生班」の3班体制とするとともに、これまでのリサイクル推進班はクリーンセンター内に配置いたします。 環境保全班は、現存する自然の保全を図りながら、富里市環境基本計画に掲げる地球温暖化防止対策の推進及び気候変動への対応の推進により、温室効果ガス排出量削減及び森林等の吸収源対策などに取り組んでまいります。 その一環として、森林再生事業の所管を農政課から移管し、富里市森林再生プランに基づく森林の再生と木質バイオマスを活用いたします。 また、リサイクル推進班をクリーンセンター内に配置することで、資源循環型のシステム構築に取り組み、廃棄物の減量や資源化、分別種類の拡大、収集体制の整備など、効率的に課題を整理し、情報連携の強化を図りながら、市民の皆様の利便性の向上と可燃ごみの削減や資源化の推進を行ってまいります。 取組を総合的かつ体系的に推進していくことにより、二酸化炭素を含む温室効果ガス削減を図ってまいります。 次に、令和4年度予算編成についてでございますが、令和4年度は、市制20周年の節目の年であり、さらなる飛躍の契機とするために、ふるさと富里に対する誇りや愛着を醸成する事業などを積極的に進めることといたしました。 さらに、新たな総合計画のスタートの年であり、基本構想に掲げられた市の将来像である「心ひとつに未来に向かって飛び立つ 躍動のとみさと」の実現のため、目標とした八つの政策に沿って事業を積極的に進めてまいります。 また、富里市DX推進計画や地域公共交通計画などの各種計画に基づく事業についても着実に実施することとしています。 その一方で、長引くコロナ禍により市民生活への不安や負担は、今なお続き、経済への影響も先行きが不安定な状況です。 このような中で、各施策を推進していくため、令和4年度は、歳入改革の強化、行政運営から行政経営への転換、将来負担の抑制などを予算編成方針に掲げ、健全で持続可能な予算編成に取り組んでおります。 まず、歳入改革の強化につきましては、歳入拡大に向けた歳入改革の強化を柱に、財源の確保を図り、健全な財政運営による持続可能なまちづくりを目指し、企業誘致や民間企業との連携、公有財産の有効活用などに取り組んでまいります。 次に、行政運営から行政経営への転換として、引き続き、市民起点に基づき、市民の立場と経営の視点に立った成果重視の行政経営への転換に取り組むことといたしました。 コロナ禍においても、気を緩めることなく、富里の成長に向けた種子をしっかりと育て、そしてまた、新たな種をまいていけるよう、令和4年度の各種事業を実施してまいります。 なお、予算編成に当たり、財源につきましては、市税は令和3年度のコロナ禍での調定及び収納実績などを勘案し、2億5,329万9,000円、4.3パーセント増の61億7,748万円を計上しました。 地方交付税は、国から提供された情報などを勘案し、普通交付税につきましては、令和3年度当初予算と比較しまして2億4,800万円、16.8パーセント増の17億2,800万円を、また、市債のうち臨時財政対策債につきましては、4億6,000万円、61.2パーセント減の2億9,200万円を計上したところでございます。 また、将来負担の抑制につきましては、普通交付税の不足を補うために発行される臨時財政対策債を除いた市債の上限額を2億5,000万円以下に設定し、令和4年度予算では1億7,430万円としたところでございます。 予算編成を行った結果、財政調整基金からの繰入れは、令和3年度当初予算と比較しまして2億3,083万4,000円増の4億9,194万5,000円となりました。 令和4年度の予算編成につきましても、財政調整基金から繰入れを行いましたが、令和4年度末の財政調整基金の現在高は15億1,407万5,000円となる見込みでございます。 引き続き、感染症対策と経済活動の両立に向け、コロナ対策を実施する一方で、気を緩めることなく、新たな富里に向け、事業を進めてまいります。 次に、主要施策の概要にある基本構想に掲げる八つの政策についてでございますが、現在、新型コロナウイルス感染症により社会情勢が一変し、市民生活にも大きな影響を及ぼす中、社会問題である少子高齢化の進行による本格的な人口減少時代への対応、デジタルトランスフォーメーション推進による行政サービスの効率化、国土強靱化への取組、成田空港のさらなる機能強化への対応、SDGsへの取組などが求められています。 こうした社会構造の変化に対し、市民・企業・大学・行政などが緊密につながり、人やモノが活き活き元気に動き、富里の宝である人材、資源、郷土愛などを未来へつなぐことを念頭に置き、新たな総合計画を策定しているところでございます。 市民と心をひとつにし、元気あふれるとみさとを創造するため、10年後とその先を見据えた将来像として「心ひとつに未来に向かって飛び立つ 躍動のとみさと」とし、この将来像を実現させるため、本市が目指す未来の景色を八つの分野ごとの政策として掲げさせていただきました。 まず、政策1の「福祉のまちの景色」では、「地域でつながり守り合う 子どもから高齢者まで全ての人が安心して暮らせる元気なまち」を目指し、福祉分野の総合計画である第3次富里市地域福祉計画を、令和4年度から5か年計画として各種施策を展開してまいります。 地域福祉の分野におきましては、少子高齢化や家族形態の変化により、行政のみならず、民間事業所、市民がそれぞれの役割を果たし、お互いにつながり、連携・協力の下、地域課題を解決することが求められています。 それぞれをつなぐ中核的な役割を担う組織として、富里市社会福祉協議会には期待しているところであり、市職員を派遣することにより、市と富里市社会福祉協議会がより連携・協力することで、地域福祉推進体制の一層の強化が図れるものと考えております。 子育て支援の分野におきましては、妊娠、出産、子育てに対する切れ目ない支援を地域と協働しながら推進するとともに、幼児教育・保育の充実を図ってまいります。 障害者福祉の分野におきましては、障害者などが適切にサービスを利用しながら、地域社会の一員として自立した生活を営み、生きがいを持って暮らせるよう、あらゆる社会参加の障壁をなくしたバリアフリーなまちの実現を目指します。 健康づくり・地域医療の分野におきましては、健康づくり、生きがいづくり、保健、医療、介護体制及び地域のつながりの強化、地域包括ケアシステムの推進、感染症対策など、誰もが安心・安全、健康に暮らせる環境づくりを進め、介護予防や介護が必要な高齢者への適切な支援、見守りを実施するとともに、国民健康保険の健全な運営に努め、市民の健康の維持増進を図ってまいります。 暮らしを支える支援の分野におきましては、自らの力では生計の維持が困難な人たちが健康で文化的な生活が営めるよう、各世帯の実態に応じた生活相談や指導の充実に努め、自立を支援してまいります。 次に、政策2の「都市基盤の景色」では、「誰もが暮らしやすい 未来へとつむぎ輝くまち」を目指して、成田空港の機能拡大や広域交通ネットワークの整備促進など、広域的なインフラ整備が進む中、本市への波及効果を取り込むため、基盤整備や幹線道路整備を進め、地域拠点の活性化と市民が住みやすいまちづくりを進めてまいります。 また、将来にわたって市民生活の向上や市内経済活動の持続的発展を支える都市計画道路3・4・20号成田七栄線につきましては、主に用地買収を先行して進めておりますが、令和3年度におきましては、一部歩道の整備工事に着手したところでございます。 令和4年度につきましても、用地買収及び一部歩道の工事を予定しており、今後も関係地権者の用地協力が得られるよう取り組むとともに、計画的な工事の推進を図り、早期完成を目指してまいります。 また、市民のさらなる交通利便性の向上を図るため、現在策定中の富里市地域公共交通計画に基づき、民間バスの路線維持・拡充やデマンド交通の充実をはじめとした新たな公共交通体系の構築を図ってまいります。 さらに、ICTの活用を通じ、市民にやさしいデジタル化を推進するとともに、さらなる効率的行政経営を推し進めるべく、デジタルトランスフォーメーションを推進いたします。 次に、政策3の「安心・安全なまちの景色」では、「災害などのリスクから地域を守り安心して暮らせる安全なまち」を目指して、令和元年房総半島台風等で受けた教訓を基に、大規模自然災害が発生した際にも、機能不全に陥ることなく、迅速な復旧、復興が可能となるよう、富里市国土強靱化地域計画に基づき、災害に強いまちづくりを推進してまいります。 また、市民の生命を脅かす新たな感染症の流行や情報システムへの脅威など、平常時から起こり得る危機事象の把握に努め、情報収集や伝達などの的確な緊急対応を可能とする体制を確立し、市職員及び市民の危機管理意識の向上や関係機関等と連携した総合的な危機管理体制の強化を図ってまいります。 また、自主防災組織等との連携が重要視されている中、本市には、令和4年1月末日現在で、小学校区を活動範囲とする6組織が、自主防災組織として登録されています。 一方で、未登録の小学校区につきましては、自主防災組織を参加対象とした会議等へ地域の代表の方の出席を依頼するなど、自主防災組織と同様の情報を提供させていただき、地域防災力の向上に御協力をいただいております。 今後も、地域一丸となった、市民による自発的な防災組織の充実を図るため、未登録の自主防災組織の登録支援や、富里市自主防災組織支援事業補助金を活用していただくなど、地域防災力の向上に努めてまいります。 また、防犯や交通安全については、関係機関との連携を図り、交通事故や犯罪を未然に防ぐため、継続的に市民の意識啓発と効果的な安全対策に取り組むとともに、消費者被害から市民を守るため、消費者への情報提供や注意喚起に取り組み、地域と連携した相談・被害防止体制を推進してまいります。 次に、政策4の「産業のまちの景色」では、「地域の良さを活かした 富里ならではのにぎわいのまち」を目指して、農業や商工業の各産業における担い手の減少などの課題を克服し、スイカをはじめとした農産物の生産力向上やブランド化等に取り組むとともに、商工業における積極的な企業誘致活動に取り組みます。 さらに、それらを雇用創出につなげることで、人口増加や地域活性化を図ってまいります。 また、本市初の観光・交流拠点施設「末廣農場」から、本市の農、自然、歴史、文化の魅力を発信し、観光入込客の滞在時間の延伸に取り組んでまいります。 次に、政策5の「自然・生活環境の景色」では、「豊かな自然に抱かれた 安心して暮らせるまち」を目指して、持続可能な社会の発展のための脱炭素社会への取組が必要となる中、本市の特性である豊かな自然環境を後世に残すため、行政はもとより、市民一人一人が意識を持って取り組み、現存する自然の保全や再生を推進してまいります。 特に、森林再生につきましては、木材利用のほか、木質バイオマスを再生可能エネルギーに活用することにより、森林整備を推進し、森林の有する多面的機能が発揮できる森林へと再生し、自然環境の保全を図ってまいります。 また、地球温暖化対策や化石燃料の消費抑制が求められる中、資源循環型の社会システムの構築を図るため、3R活動など、暮らしの中で取り組むことのできるエコ活動の普及・啓発に努めてまいります。 次に、政策6の「教育のまちの景色」では、「ふるさとを愛し 心の豊かさと未来を切り拓く人づくりのまち」を目指して、学校教育の分野において、それぞれの学校の実態に即した、ゆとりある教育環境の整備と教職員の資質向上に努めるとともに、地域とともに、子供たちが21世紀をたくましく生き抜く力の育成を図ってまいります。 生涯学習の分野におきましては、次代を子供や若者が心身ともに健康で夢や希望を持って健やかに成長し、自立・活躍できるよう、家庭、学校、地域が連携して、青少年を取り巻く社会環境の整備を推進してまいります。 また、市民の多様な学習ニーズに対応するため、生涯学習に関する情報提供を積極的に行い、学習機会と学習の場の提供に努め、活動の成果を発表する場や優れた芸術等の鑑賞機会を創出するとともに、市立図書館を情報・文化の発信拠点として位置づけ、機能強化を図ってまいります。 平和・人権意識につきましては、人権を擁護するための施策を推進し、世界平和への意識の啓発と高揚を図るとともに、性別にとらわれず、互いを尊重し、一人一人が個性と能力を発揮して活躍できる社会の実現に取り組んでまいります。 次に、政策7の「連携と交流するまちの景色」では、「多様な主体と連携・交流するまち」を目指して、協働のまちづくりを推進するため、市民活動に関する情報を公開・提供し、市民等がまちづくりに参加する機会の確保、活動支援の充実に努めるとともに、大学や企業などとのパートナーシップを構築し、多様な視点やノウハウを施策に取り入れ、民学産官の連携を推進してまいります。 また、成田空港隣接地としての本市の独自性を高め、外国人市民を含め、全ての市民にとって住みよい豊かな地域社会をつくるため、多文化共生のまちづくりに取り組んでまいります。 子供から高齢者まで、誰もが暮らしやすいまちづくりの実現を目指し、移住・定住者希望者に選ばれるまちづくりを推進するとともに、雇用創出、住環境整備、子育て環境の充実や観光振興など、施策を分野横断的に展開し、本市に愛着を持つ交流人口を定住人口、関係人口につなげるよう取り組んでまいります。 次に、政策8の「行政経営の景色」では、「運営から経営へ 歳入改革による持続可能なまち」を目指して、企業誘致や民間企業との連携など、財源確保に向けた歳入改革を柱に、各施策の再点検も踏まえた、歳出改革の着実な推進を図り、運営から経営への転換により、将来にわたって持続可能で健全な行政経営に努めてまいります。 また、市民の立場に身を置く市民起点の考えに基づき、迅速かつ丁寧な市民サービスを提供するため、職員自らが発想と行動を起こし、発信できる能力を備えた人材の育成に努めるとともに、ICT環境の整備による行政事務の効率化を図ってまいります。 令和という新たな時代とともに、市民の皆様が元気に輝きながら学び活躍できる「人が動くまち」、全ての産業から生まれたものが活発に消費される「ものが動くまち」、「人が動く、ものが動く、全てが活き活き動く躍動の富里」の実現を目指し、市民と心をひとつに、元気あふれる富里の未来を創造してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 櫻井優好君。 ◆(櫻井優好君) 御答弁ありがとうございました。 ぜひ、ひとつこの構想を前提にした事業、施策に対して、速やかに結果が伴うということを御期待申し上げ、協力をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 なお、項目ごとのことも含め個々の具体的なことについては、それぞれの委員会等々でまたお尋ねをしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 市長におかれましては、令和4年度、新年度においては20周年という節目の中で、様々なことを発想されたとは思いますが、残念ながら、このようなコロナ感染症対策を最優先にするというような状況下の中でのことで、思うような考え方が計画どおりにいかなかった点もあろうかと思いますが、就任されて間もなく、様々な災害に遭って、それをしっかりと取り組んで対応されたということもございますので、ぜひ、市長自ら災害に強いまちも含めたことも含めて、構想がしっかりと成就することの協力を市民、そして職員一同、議員一同で合わせて頑張っていくことを願っているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で、代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(野並慶光君) これで、とみさと至誠会の会派代表質問を終わります。 これで会派代表質問を終わります。 2月24日にも一般質問を行います。2月24日には個人質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 お諮りします。 議案調査等のため、明19日から23日までの5日間、休会したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 明19日から23日までの5日間、休会することに決定しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 2月24日は、午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後2時55分 散会             …………………………………...